Elekta Unity

本ページでは、エレクタ製品に関連した学術論文を毎月ご紹介しています。

論文は、臨床的なトピックや物理的な観点から9つのグループに分けています。また、その月に紹介された論文は「新着」というグループで確認できます。
論文のKeywordも記載しており、ブラウザの検索機能(Ctrl+F)を使用して興味のある単語で検索いただけます。

Elekta Unity

“Adaptive radiotherapy for breast cancer.”

De-Colle, C et al.
Clinical and translational radiation oncology vol. 39 100564. 22 Dec. 2022
doi: 10.1016/j.ctro.2022.100564
Keyword: adaptive-radiotherapy, breast-cancer, mr-linac, partial-breast-irradiation.
この論文では乳がんの放射線治療に対する適応放射線治療(ART)について述べています。 Unityを使用してARTを実施する方法とCTガイド下におけるARTについて述べています。近年、術前の部分放射線治療が増えており、寡分割照射が推奨になるなか、ターゲットとOARの解剖学的変動を考慮することは重要であると述べています。
掲載日: 2024/01/30

"Diffusion-weighted imaging on an MRI-linear accelerator to identify adversely prognostic tumour regions in glioblastoma during chemoradiation.”

Lawrence, Liam S P et al.
Radiotherapy and oncology : journal of the European Society for Therapeutic Radiology and Oncology vol. 188 (2023): 109873.
doi:10.1016/j.radonc.2023.109873
Keyword: adaptive-radiotherapy, diffusion-weighted-imaging, glioblastoma, mri-linear-accelerators, response-assessment
この研究は、グリオブラストーマ治療においてMRLinac上の拡散強調画像法(DWI)が、治療耐性腫瘍を特定し、腫瘍変化に適応するための線量増加の可能性を示唆しています。75人の患者を対象に、MR-Linac DWIが治療応答を評価し、その変化が造影増強された総腫瘍体積(GTV)の変化よりも予後価値が高いかどうかを検証しました。結果から、MR-Linac DWIは低ADC腫瘍体積を測定し、これが全生存期間および無憎悪生存期間とより強い相関を示すことが明らかになりました。これにより、低ADC領域が追加照射の対象として利用できる可能性が示唆されています。
掲載日: 2024/01/30

"The impact of margin reduction on radiation dose distribution of ultra‐hypofractionated prostate radiotherapy utilizing a 1.5‐T MR‐Linac."

Onal, Cem, et al.
Journal of Applied Clinical Medical Physics (2023): e14179.
Doi:https://doi.org/10.1002/acm2.14179
Keyword: mr-guided-radiotherapy-(mrgrt), mr-linac, prostate-cancer, ultrahypofractionated-radiation-therapy
この論文では、MRガイド下放射線治療におけるPTVマージンの縮小が、前立腺癌の治療効果にどのような影響を与えるか述べられています。 低リスク前立腺癌患者20人に、36.25Gyの超低分割放射線療法を5回に分けて行っており、Unityでオンライン適応計画を作成し、マージンを縮小したMRL-R計画と、従来のマージンを持つMRL-N計画と、IMRT計画を比較しています。MRL-R計画では、PTVのカバー率は他の計画と同等でありながら、直腸や膀胱などのOARの線量を有意に低減できており、Unityの高い軟部組織コントラストとオンライン適応計画によるPTVマージンの縮小が可能にしたものであると述べられています。MRガイド下放射線治療は、前立腺癌患者に対して線量学的に実行可能かつOARの線量を減らすことができると結論づけられています。
掲載日: 2024/01/26

"First experimental exploration of real-time cardiorespiratory motion management for future stereotactic arrhythmia radioablation treatments on the MR-linac."

Akdag, O., et al.
Physics in Medicine & Biology 67.6 (2022): 065003.
Doi:10.1088/1361-6560/ac5717
Keyword: mri-guided-star, stereotactic-arrhythmia-radioablation-(star), ventricular-tachycardia
この論文では、難治性心室頻拍に対する新規の非侵襲的治療法である定位不整脈ラジオ波焼灼術(STAR)の実験的エビデンスを提供しています。STARでは、Unityを用いて、心臓と呼吸の動きを同時に補正することで、放射線治療を行う。ファントム実験とシミュレーション実験の結果、心肺運動管理は線量測定の不確実性を減らし、標的の線量カバレッジを改善した。この技術は、将来STARで使用される可能性があると結論づけています。
掲載日: 2023/12/11

"Interim toxicity analysis from the randomised HERMES trial of 2-and 5-fraction MRI-guided adaptive prostate radiotherapy."

Westley, D. R. L., et al.
International Journal of Radiation Oncology, Biology, Physics
(2023): S0360-3016.
Doi:
https://doi.org/10.1016/j.ijrobp.2023.09.032
Keyword: mr-linac, prostate-cancer, ultrahypofractionated-radiation-therapy
この論文は、前立腺癌の患者に対して超低分割放射線療法(UHRT)を行うHERMES試験の中間報告です。試験の目的は、UHRTが生化学的無病生存率を改善し、泌尿生殖器(GU)毒性と消化管(GI)毒性を低減することを検証することです。試験では、2回または5回に分けて照射する2つの治療群に患者を無作為に割り付け、治療はUnityを使用して行われています。この中間解析では、各治療群10人の患者が放射線療法後12週間のモニタリング期間を終了した時点で行われました。結果として、どちらの治療群でも急性のグレード2以上のGU毒性は少なく、試験を継続することが決定されました。この試験は、UHRTが前立腺癌の治療において有望な選択肢であることを示唆しています。
掲載日: 2023/12/01

"Magnetic Resonance-Guided Adaptive Radiation Therapy for Prostate Cancer: The First Results from the MOMENTUM study—An International Registry for the Evidence-Based Introduction of Magnetic Resonance-Guided Adaptive Radiation Therapy."

Teunissen, Frederik R., et al.
Practical radiation oncology 13.3 (2023): e261-e269.
DOI:https://doi.org/10.1016/j.prro.2022.09.007
Keyword: clinical-outcomes, mrgrt, prostate-cancer, toxicity
この論文は、Unityを用いた前立腺癌の適応放射線治療(MRgRT)の臨床的成績について、国際的なコンソーシアム(MOMENTUM研究)のデータをもとに報告しています。5×7.25Gyの超低分割放射線治療を受けた425人の患者について、前立腺特異抗原レベル、毒性、生活の質、全生存率などを評価しました。結果として、治療はほとんどの患者で治療完了し、急性毒性は低く、生活の質は安定していました。しかし、アンドロゲン遮断療法を受けていない患者では、勃起機能の悪化が認められました。著者らは、MRgRTが前立腺癌の有効かつ安全な治療法であることを示し、将来の比較効果試験のための有用な情報を提供しています。
掲載日: 2023/11/21

"Clinical outcomes after online adaptive MR-guided stereotactic body radiotherapy for pancreatic tumors on a 1.5 T MR-linac."

Eijkelenkamp, Hidde, et al.
Frontiers in Oncology 13 (2023): 1040673.
DOI:https://doi.org/10.3389/fonc.2023.1040673
Keyword: clinical-outcomes, mrgrt, pancreatic-cancer, quality-of-life, toxicity
この論文は、Unityを用いた原発性および転移性膵腫瘍の適応放射線治療(MRgRT)の臨床的成績について、国際的なコンソーシアム(MOMENTUM研究)のデータをもとに報告しています。MOMENTUM研究に登録された80人の患者に対して、2つの大規模な治療センターでMRgRTを行い、治療の詳細、急性毒性、生活の質、全生存率などを評価しました。結果として、80人の患者のうち、97%が治療を完了し、3ヶ月後の急性毒性は5%で、生活の質は安定していました。全生存率は、全体で67%、原発性腫瘍群で66%でした。著者らは、MRgRTが膵腫瘍の放射線治療において、高い治療完了率、低い毒性、安定した生活の質、良好な全生存率をもたらすことを結論づけています。
掲載日: 2023/11/21

"Is it necessary to perform measurement-based patient-specific quality assurance for online adaptive radiotherapy with Elekta Unity MR-Linac?"

Xu, Yuan et al.
J Appl Clin Med Phys e14175 (2023):1-8
DOI:10.1002/acm2.14175
Keyword: adaptive-radiotherapy, elekta-unity, mr-linac, patient-specific-qa
Unityを使用して、オンライン適応放射線療法において、測定ベースの患者固有の品質保証(PSQA)の必要性について検討しています。ATP及びATSプランのγパス率と対応するリファレンスプランの相関関係を調査し、独立検証ソフトで二次的な線量チェックも実施しています。その結果、本論文ではPSQAの必要性が治療計画の複雑性や患者の個別の特性に依存し、全てのケースでの必要性よりも、個別の症例に合わせて品質保証の程度を調整する方が重要であることを示唆しています。
掲載日: 2023/11/06

"Linac-based versus MR-guided SBRT for localized prostate cancer: a comparative evaluation of acute tolerability."

Nicosia, Luca, et al.
La radiologia medica 128.5 (2023): 612-618.
DOI:10.1007/s11547-023-01624-7
Keyword: adaptive-radiotherapy, mr-linac, mrgrt, prostate-cancer, sbrt
この研究は、局所前立腺癌治療における通常のリニアックによるStereotactic Body Radiotherapy(SBRT)とMRガイドのSBRTの急性毒性を比較しています。研究には低リスクから中リスクが含まれ、通常のリニアックを使用した患者が63人とMR-linacを使用した患者が72人を対象としています。結果として、MRガイドのSBRTは、前立腺癌患者にとってより忍容性の高い治療法とされ、副作用の発生率が低いという重要な知見を提供しています。
掲載日: 2023/10/26

"Magnetic field induced dose effects in radiation therapy using MR-linacs"

Huang, Chen‐Yu, et al
Medical Physics 50.6 (2023): 3623-3636.
DOI:10.1002/mp.16397
Keyword: electron-return-effect, electron-stream-effect, lorentz-force, magnetic-field, mr-linac
MR Linacにより発生する磁場は線量特性に影響を与え、治療品質や結果に影響を及ぼす可能性があります。この論文では磁場による線量効果について詳しく説明されています。さらに頭頚部、乳がん、肺がん腹部・骨盤領域での治療における磁場の影響とその軽減策についても述べられています。
掲載日: 2023/08/31

"Biologically Equivalent Dose Comparison Between Magnetic Resonance-Guided Adaptive and Computed Tomography-Guided Internal Target Volume-Based Stereotactic Body Radiotherapy for Liver Tumors"

Yoda, Kiyoshi, et al
Cureus 15.1 (2023).
DOI:10.7759/cureus.33478
Keyword: biologically-equivalent-dose, isotoxic-planning, liver-tumor, mr-guided-stereotactic-body-radiotherapy, virtual-planning
この論文は肝腫瘍でのMR画像誘導放射線治療(MRgOART)と従来のCTガイド下の放射線治療(CTgRT)の治療計画から生物学的等価線量(BED)を算出して治療成績を比較しています。MRgOARTの治療計画のBEDは常に100Gyを超え、CTgRTの治療計画よりも約20Gy大きいことが分かり、MRgOARTは肝腫瘍の治療結果を改善する可能性があることを示唆しています。
掲載日: 2023/08/29

"Tumor-site specific geometric distortions in high field integrated magnetic resonance linear accelerator radiotherapy"

Hasler, Signe Winther, et al.
Physics and Imaging in Radiation Oncology 15 (2020): 100-104.
DOI:https://doi.org/10.1016/j.phro.2020.07.007
Keyword: geometric, mr-guided-radiotherapy, mr-linac-adaptive-radiotherapy, mri
4つの異なる腫瘍部位でMR画像の歪みを調査した論文です。B0不均一性による影響と傾斜磁場の非線形性による影響を考慮したtotalの歪みを評価しています。最大のGTV内の歪みは0.96mmで腫瘍部位間の有意差はありませんでした。歪みは視野内の位置に依存し、MRIのアイソセンターからの距離とともに増加することが分かりました。
掲載日: 2023/08/29

“Quantitative analysis of diffusion weighted imaging in rectal cancer during radiotherapy using a magnetic resonance imaging integrated linear accelerator.”

Ingle, Manasi et al.
Physics and imaging in radiation oncology vol. 23 32-37. 10 Jun. 2022
DOI:10.1016/j.phro.2022.06.003
Keyword: apparent-diffusion-coefficient, diffusion-weighted-imaging, mr-linac, mri, rectal-cancer
この論文はUnityの直腸癌のDWIのADCについて治療効果の評価ができるかを検証しています。DWIのADCは治療効果を判定するために有用であり、MRLinacのADC mapも同様に治療効果を判定できることを示しています。腫瘍組織では1frから30frのADC値が増加していることがわかり、治療効果が確認できるとしています。
掲載日: 2023/08/29

"Dosimetric analysis of MR‐LINAC treatment plans for salvage spine SBRT re‐irradiation"

Han, Eun Young, et al.
Journal of applied clinical medical physics (2022): e13752.
DOI:https://doi.org/10.1002/acm2.13752
Keyword: dosimetry, mr-linac, spine-sbrt
この論文はUnityを使用した胸椎定位放射線治療(SBRT)の実現の可能性を検討してます。過去に胸椎SBRTを受けた10名の患者の治療計画をUnity用Monacoで再作成しました。Monacoで作成したプランは過去のプランより、GTVmin値が有意に高く、脊髄、食道、肺V10は統計的な差はなく、EREの影響も顕著な線量効果は認められませんでした。これらの結果は、胸椎SBRTのUnity計画が安全に実行可能であり、脊髄を保存しながら腫瘍線量を増加させることが可能です。
掲載日: 2023/08/29

"A new workflow of the on-line 1.5-T MR-guided adaptive radiation therapy."

Uno, Takashi, et al.
Japanese Journal of Radiology (2023): 1-7.
DOI:https://doi.org/10.1007/s11604-023-01457-4
Keyword: adapt-to-shape, adaptive-radiation-therapy, mr-linac, mrgart, workflow
この論文はUnityのMRで治療計画を作成する、MRgARTの新しいワークフローの有効性が述べられています。このワークフローでは、治療計画と治療前に撮影するMRが同じ装置のため、画像の整合性が高くなり、輪郭修正に要する時間が短縮されDVHや他のパラメータの影響が少なくなると考えられます。線量分布とDVHの評価、日々の治療のスループットを考えても有用なワークフローだと示されています。
掲載日: 2023/08/29

"Dosimetric validation of the couch and coil model for high-field MR-linac treatment planning"

Riis, Hans Lynggaard, et al
Zeitschrift für Medizinische Physik (2023)
DOI:https://doi.org/10.1016/j.zemedi.2023.02.002
Keyword: attenuation, coil, couch, cryostat, dosimetry, ion-chambers, magnetic-field, mrigrt, tps
高磁場MRLinacではカウチやコイルなどの患者位置システム(PPS)の減衰を考慮しなければいけません。この研究では、2つの異なるMRLinacサイトにあるPPSの減衰を測定とTPSの計算で比較しました。減衰測定の結果は大部分のガントリ角度では0.5%未満の差であることがわかりましたが、ビームが最も複雑な構造を通過する特定のガントリーアングルで最大±1%を超える差がありました。この結果は臨床的に受け入れ可能な計算された線量の精度を提供していると著者は述べています。
掲載日: 2023/08/29

"Local control and patient reported outcomes after online MR guided stereotactic body radiotherapy of liver metastases"

Uder, Laura, et al
Frontiers in oncology 12 (2023): 1095633.
DOI:10.3389/fonc.2022.1095633
Keyword: image-guided-radiation-therapy, liver-metastases, magnetic-resonance-guided-radiotherapy, online-adaptive-radiation-therapy, stereotactic-body-radiation-therapy
この研究は、肝転移のSBRTにおけるオンラインMRガイド放射線治療(MRgRT)の有用性を調査しました。51人の患者に74個の転移を対象にし、中央値5回の照射を行いました。治療後の結果として、放射線照射された肝転移の局所制御率は89.6%、肝の局所制御率は40.3%であり、12か月後の全生存率は85.1%、無増悪生存率は22.4%でした。オンラインMRgRTは非侵襲的であり、患者の受け入れが高く、急性グレード≥3の毒性は見られず、QOLにも影響を及ぼさなかったと報告されています。
掲載日: 2023/07/31

"Pulmonary magnetic resonance-guided online adaptive radiotherapy of locally advanced non-small-cell lung cancer: the PUMA trial"

Regnery, Sebastian et al.
Radiation oncology (London, England) vol. 18,1 99. 8 Jun. 2023
DOI:10.1186/s13014-023-02294-5
Keyword: adaptation, feasibility-study, gating, image-guided-radiotherapy, lung-cancer, mr-guided-radiotherapy, mri, non-small-cell-lung-carcinoma
この論文では手術が不可能な局所進行性非小細胞肺癌(LA-NSCLC)患者に対して、放射線治療をMRガイドで行う前向きな第I相試験(PUMA試験)の報告になります。ドイツの3つの大学病院で30人の患者が選ばれ、UnityにてオンラインMRガイド放射線治療と化学療法を併用しています。主な評価項目には、Adaptiveの頻度、毒性、局所腫瘍制御、生存率が含まれます。MRLinacの利点を活かし、LA-NSCLCの治療に新たな展望をもたらす試みとなります。
掲載日: 2023/07/31

"MR‐Linac guided adaptive stereotactic ablative body radiotherapy for recurrent cardiac sarcoma with mitral valve bioprosthesis–a case report."

Batumalai, Vikneswary, et al.
Journal of Medical Radiation Sciences (2023).
DOI:https://doi.org/10.1002/jmrs.669
Keyword: adaptive-radiotherapy, bioprosthesis, cardiac-sarcoma, mr-linac-guided-radiation-therapy, stereotactic-ablative-body-radiation-therapy
本論文では、Unityを用いてMR-Linacガイド下適応定位切除体放射線治療を行った人工僧帽弁を有する再発性心筋肉腫の最初の症例を報告しています。GTVへの平均線量は41.4 Gyを5分割で治療を行い、全分割が計画通りに終了し、急性毒性は報告されず、患者の治療への忍容性は良好であったと述べられています。また、有望な経過観察結果が得られたことから、今後手術不能な原発性または再発性の心筋肉腫に対して安全で実行可能な治療の選択肢であることを示す証拠となっています。
掲載日: 2023/04/14

"Dosimetric Evaluation of Ultra-Hypofractioanted Prostate Radiotherapy Using 1.5-Tesla MR-Linac and Conventional Linac."

Onal, Cem, et al.
Available at SSRN 4387013.
DOI: http://dx.doi.org/10.2139/ssrn.4387013
Keyword: dosimetry, mr-linac, prostate-cancer, radiotherapy, stereotactic-body-radiotherapy
本研究では、低リスク前立腺癌患者に対してMR-Linac(MRL)プランとIMRTプラン、VMATプランを比較することを目的としています。Unityで36.25Gyを5回に分けて照射して治療した20名に対して、同じ計画CT画像にて、IMRTプラン、VMATプラン、マージンを縮小させたPTVのMRLプラン、正常マージンのPTVのMRLプランの4プラン作成し、PTV線量、OAR線量、均質性指数、MUを比較しています。結果として、軟部組織のコントラストが向上し、オンライン適応プランでPTVマージンの縮小が可能になったことで、特に直腸と膀胱の線量を大幅に減少させることが可能であり、臨床的に許容できる超低分割SBRT計画を作成することが可能であることが示されています。
掲載日: 2023/03/31

“An exploratory analysis of MR-guided fractionated stereotactic radiotherapy in patients with brain metastases.”

Ding, Shouliang, et al.
Clinical and Translational Radiation Oncology (2023): 100602.
DOI:https://doi.org/10.1016/j.ctro.2023.100602
Keyword: adaptive-radiotherapy, brain-metastases, fractionated-stereotactic-radiotherapy, inter-fractional-changes, mr-linac
この論文は、Unityを用いた脳転移患者におけるオンライン適応MRガイド下分割定位放射線治療(FSRT)の実行可能性と線量的利益を評価することを目的としています。28名の脳転移病変88例に対して、30Gy/5frで治療を行い、治療前のシミュレーション画像とすべてのフラクション画像において、脳病変と周辺浮腫を描出し、変化を評価しています。結果として、88例すべてにおいてFSRT中に有意な腫瘍体積減少が認められ、適応計画は適応計画でない場合に比べ、全脳への線量が低くなりました。ターゲットのconformality、coverage、OAR sparingを改善し、周辺浮腫や多発病変を持つ患者において、治療計画の日々の再最適化により有意な線量的利益がみられることを示しています。
掲載日: 2023/02/27

“Empirical Planning Target Volume Modeling for High Precision MRI Guided Intracranial Radiotherapy.”

Stewart, James, et al.
Clinical and Translational Radiation Oncology (2023): 100582.
https://doi.org/10.1016/j.ctro.2023.100582
Keyword: intracranial-radiotherapy, mri-guided-radiotherapy, ptv-margin, setup-errors
この研究では、Unityを用いた脳腫瘍患者のセットアップ後の標的局在とフラクション内運動の不確実性を定量化し、母集団ベースの計画標的体積(PTV)モデルを開発しています。エビデンスに基づいたPTVモデルを参考に、従来の分割治療患者には、PTVマージン2-3mmとすることを推奨しています。
掲載日: 2023/01/30

“Elekta Unity MR-linac commissioning: mechanical and dosimetry tests.”

Tsuneda, Masato, et al.
Journal of Radiation Research (2022).
https://doi.org/10.1093/jrr/rrac072
Keyword: commissioning, dosimetry, elekta-unity, mechanical-qa, mr-linac, off-center-winston-lutz-(wl)-test
この論文では、Unityの機械的品質保証と線量性能のコミッショニング結果を報告し、新しいコミッショニング手順を提案しています。機械的品質保証として、MLCの位置精度、中心位置とオフセンター位置での放射線アイソセンター径、MR画像中心と放射線アイソセンターの一致を実施し、線量性能を評価するために、単純照射野の測定値と計算値の比較、IMRTのコミッショニング、MLC出力比試験、独立線量計算ソフトウェアの検証、end-to-end試験を実施されています。オフセンターにあるターゲットへの線量照射精度も重要となるUnityにおいて、新しくoff-center Winston-Lutz(WL)テストを開発しています。今回の結果は、このような装置を導入する施設にとって、QAプログラムを強化するための知識や有益な情報が提供されています。
掲載日: 2022/11/29

"Comparison of dose distributions between transverse magnetic fields of 0.35 T and 1.5 T for radiotherapy in lung tumor using Monte Carlo calculation."

Kubota, Takahiro, Fujio Araki, and Takeshi Ohno.
Medical Dosimetry (2019)
Keyword: dose-distribution, lung-tumor, monte-carlo-method, mri-guided-radiation-therapy, stereotactic-body-radiotherapy
肺腫瘍のある胸部ファントムを使用して、6 MVビームの線量分布に対する0.35 Tおよび1.5 Tの磁場の影響を調査した研究。モンテカルロ(MC)法により以下の線量分布を計算した。0 T,0.35 T,1.5 Tにて照射門数を増やして比較、次に5門の定位放射線治療(SBRT)を比較した。1.5 TでのPTVのDVHは、5門を超える場合0 TでのDVHとほぼ一致した。 対照的に、0.35 TでのPTVのDVHは、5門を超えると6.0%減少した。 5門のSBRTのPTV D 95は、0 Tの場合と比較して、0.35 Tで9.0%低く、1.5 Tで2.5%高くなった。 5門以上の照射の場合、肺腫瘍の放射線療法では0.35 Tよりも1.5 Tの磁束密度を使用することがより望ましい。
掲載日: 2022/09/29

"Integrating a MRI scanner with a 6 MV radiotherapy accelerator: dose increase at tissue-air interfaces in a lateral magnetic field due to returning electrons"

A J E Raaijmakers, B W Raaymakers, and J J W Lagendijk
Phys. Med. Biol. 50 (2005) 1363-1376
Keyword: electron-equilibrium, electron-return-effect-(ere)
頭尾方向1.5Tの磁場による線量付与への影響を報告した論文です。
単純な1門、対向2門、ボックス4門をモンテカルロ計算し、不均質部位が電子再入射(Electron Return Effect)によって受ける影響を示しています。電子再入射のメカニズムも分かり易く説明されています。
掲載日: 2022/09/29

"Integrating a MRI scanner with a 6 MV radiotherapy accelerator: impact of the surface orientation on the entrance and exit dose due to the transverse magnetic field"

A J E Raaijmakers, B W Raaymakers, and S van der Meer, J J W Lagendijk
Phys. Med. Biol. 52 (2007) 929-939
Keyword: electron-equilibrium, electron-return-effect-(ere), oblique
頭尾方向1.5Tの磁場による線量付与への影響を報告した論文です。
ビームと入射面そして射出面の角度が-75,-60,-45,-30,0,30,45,60,75 度の場合をモンテカルロで計算し、磁場1.5Tと0Tで比較した結果を示しています。磁場が0Tに比べて1.5Tの方が、入射線量、ビルドアップ距離、射出線量において角度に大きく依存するという結果になっています。
掲載日: 2022/09/29

"Integrating a MRI scanner with a 6 MV radiotherapy accelerator: dose deposition in a transverse magnetic field"

B W Raaymakers, A J E Raaijmakers, A N T J Kotte, D Jette, and J J W Lagendijk
Phys. Med. Biol. 49 (2004) 4109-4118
Keyword: electron-equilibrium
頭尾方向1.5Tの磁場による線量付与への影響を報告した論文です。
左右方向のプロファイルとPDDをモンテカルロ計算し磁場1.5Tと0Tで比較し、プロファイルの対称性とPDDのビルドアップ領域への作用を示しています。
掲載日: 2022/09/29

“Performance of a multi-axis ionization chamber array in a 1.5 T magnetic field.”

Smit, K et al.
Physics in medicine and biology vol. 59,7 (2014): 1845-55.
doi:10.1088/0031-9155/59/7/1845
Keyword: 2d-ionization-chamber-array, dosimetry, ic-profiler, mr-linac, radiotherapy
1.5T磁場下における、多軸電離箱検出器であるIC PROFILERの性能を調査した研究です。再現性、線量直線性、Pulse rate周波数依存性、電子機器への電力、パネルの向き、電離箱の形状に対する磁場の影響を調査しました。電離箱の再現性と線量直線性は、磁場の影響を受けません。さらに、電離箱の形状と磁場の向きが、再現性と線量直線性に影響を与えないことを示しました。したがって、パネルの中央の電離箱を使用して、すべての軸の電離箱の信号を正規化できます。
掲載日: 2022/09/29

“Quantification of static magnetic field effects on radiotherapy ionization chambers.”

Agnew, J et al.
Physics in medicine and biology vol. 62,5 (2017): 1731-1743.
doi:10.1088/1361-6560/aa5876
Keyword: dosimetry, ionization-chambers, magnetic-field, mr-linac
この研究では、磁場内で日常的に使用されているいくつかの円筒形電離箱のエアギャップに起因する変動と、磁場のみが空洞の応答に及ぼす影響を調査および定量化しました。電離箱の周りで非対称のエアギャップを回転させた場合、1.5 Tで最大8.5±0.2%(PTW 31006)の変動が観察されました。ファントムキャビティに水を挿入して全てのエアギャップをなくした場合、PTW 30013の変動は0.2±0.01%に減少しました。
掲載日: 2022/09/29

“Single dose partial breast irradiation using an MRI linear accelerator in the supine and prone treatment position"

Charaghvandi,K.R et al.
Clinical and Translational Radiation Oncology 14,(2019):1–7
DOI:10.1016/j.ctro.2018.09.001
Keyword: apbi, mri-linac, oar, prone, supine
MRI Linacを用いた乳がん術前APBIが仰臥位と腹臥位の両方の姿勢において可能かどうかを従来の照射範囲とOAR線量制約の観点から調査している論文です。結果、両方の姿勢で治療可能であり、特に腹臥位では仰臥位と比べると胸壁や同側肺線量が抑えられていたと述べられています。また、腹臥位では実際に照射した計画と比較してMRI Linacを用いた計画の方が標的体積が大きく設定されたにもかかわらず、OARの線量差は1Gy以内という結果になっています。MRI Linacを用いたAPBIの臨床実用性は現在検討中の段階であり、今後も適応放射線治療のワークフローの開発を進めていくとしています。
掲載日: 2022/09/29

“Reference dosimetry in magnetic fields: formalism and ionization chamber correction factors”

O’Brienet,D J et al.
Medical Physics vol.43,8(2016):4915-4927
DOI:10.1002/acm2.12959
Keyword: correction-factors, ionization-chamber, magnetic-field, monte-carlo, reference-dosimetry
この研究では、MR-Linac における線量測定の形式を提案しています。その中で TPR20,10と%dd(10)x の適合性を検討し、またチェンバーの設置方向別に磁場補正係数の算出を行っています。TPR20,10 は磁場の影響が非常に小さいのに対し、%dd(10)x は SSD の制限により直接測定できないことと磁場中におけるビルドアップ領域の PDD 変化が影響することが指摘されています。磁場補正係数の使用により線量測定は可能ですが、線質指標とチェンバー設置方向に留意が必要です
掲載日: 2022/09/29

"A formalism for reference dosimetry in photon beams in the presence of a magnetic field."

van Asselen, Bram, et al.
Physics in Medicine & Biology 63.12 (2018): 125008.
Keyword: mri-guided-radiotherapy, mri-linac, reference-dosimetry
磁場下での光子線におけるリファレンス線量測定の形式について記載されています。具体的には、局所線量分布の変化を補正する線量補正係数、およびリファレンス線量測定に使用される線量計の応答に関してです。線量計の設置方向による変化や、補正係数の具体的な値が示されています。
掲載日: 2022/09/29

“Consequences of air around an ionization chamber: Are existing solid phantoms suitable for reference dosimetry on an MR-linac?.”

Hackett, S L et al.
Medical physics vol. 43,7 (2016): 3961.
doi:10.1118/1.4952727
Keyword: dosimetry, ionization-chamber, mr-linac, plastic-phantom
MRリニアックの線量測定に固体ファントムを使用する場合、電離箱壁とファントム孔の間に空気が存在します。この研究は、この空気がMRリニアックの電離箱測定に影響を与えるかどうかを判断することを目的としています。電離箱の応答と線量測定の再現性は、固体ファントムと水ファントムで評価されました。電離箱周囲の空気の分布に対する応答の感度も調査しました。磁場中の固体ファントムで測定された電離箱の大きな角度依存性は、電離箱がファントム孔内で移動するときの空気分布の変化から生じるようです。
掲載日: 2022/09/29

“The utility of 1.5 tesla MR-guided adaptive stereotactic body radiotherapy for recurrent ovarian tumor–Case reports and review of the literature.”

Yavas, Guler, et al.
International Journal of Surgery Case Reports (2022): 107696.
DOI:10.1016/j.ijscr.2022.107696
Keyword: mr-guided-radiotherapy, oligometastasis, ovarian-cancer, radiotherapy, stereotactic-body-radiotherapy
この論文では、Unityで治療した再発卵巣癌の2例を紹介しています。遠隔転移がよく見られる卵巣癌において、従来の放射線治療では高線量を高い毒性なく処方することは困難でした。磁気共鳴誘導放射線治療(MRgRT)により、軟部組織の腫瘍の同定と治療中の臓器の動きの監視が容易になり、安全マージンを十分にとった低分割(30Gy/5f)で治療を行うことができるようになったと述べられています。MRgRTは、持続性または再発卵巣癌患者における代替治療法となりうると示唆しています。
掲載日: 2022/09/28

“Time-course assessment of 3D-image distortion on the 1.5 T Marlin/Elekta Unity MR-LINAC.”

Damyanovich, Andrei Z., et al.
Physica Medica 100 (2022): 90-98.
DOI:10.1016/j.ejmp.2022.05.009
Keyword: 3d-mr-image-distortion, elekta-unity, mr-linac, temporal-stability-of-gradient-linearity
本研究では、Unity(1.5 T Philips Marlin)の勾配非直線性を3D-geometric distortion phantom とその解析ソフトウェアを使用し、同心円状に徐々に直径が大きくなる4つの球形ボリューム上の3D歪みの18ヶ月の測定によって経時的に評価し、歪み測定エラーを定量化し、空間歪みの時間安定性を評価しています。画像歪みは球形ボリューム300mm以下ではサブミリメーターレンジで時間経過とともに安定し、全ての球形ボリュームで歪みは長期間に渡って安定していることが分かりました。しかしながら、システムメンテナンス後の幾何学的歪みに関するQCの必要性を示唆しています。
掲載日: 2022/08/30

“First experimental demonstration of VMAT combined with MLC tracking for single and multi fraction lung SBRT on an MR-linac.”

Uijtewaal, Prescilla, et al.
Radiotherapy and Oncology (2022).
DOI:https://doi.org/10.1016/j.radonc.2022.07.004
Keyword: lung-cancer, mlc-tracking, mr-linac, prediction, vmat
本研究では、UnityでVMATとMRIガイド下MLCトラッキングを組み合わせた初の実証実験を行っています。VMAT+MLCの追尾性能をいくらかの肺SBRT分割法において、ファントムと患者の治療計画に対して、2Dフィルム線量測定セットアップと新しいモーションエンコードと時間分解疑似3D線量測定アプローチを用いて評価しています。静的測定を基準としたガンマ解析では、2Dフィルム解析におけるパス率は88-100%、擬似3次元ガンマの通過率も92-100%となり、MRIガイド下VMAT+MLC トラッキングは技術的に可能であり、高コンフォーマルの線量分布が得られると述べられています。
掲載日: 2022/08/30

“First multicentre experience of SABR for lymph node and liver oligometastatic disease on the unity MR-Linac.”

Janssen, Tomas M., et al.
Technical Innovations & Patient Support in Radiation Oncology 22 (2022): 50-54.
DOI:10.1016/j.tipsro.2022.04.005
Keyword: momentum, mr-guided-radiotherapy, mr-linac, oligometastases, sabr
この論文では、Unityを用いたリンパ節転移と肝転移の初期治療患者に対する7施設の現在のワークフローと診療基準を紹介しています。ほとんどの施設では、2-3cm以内のターゲットとOARの毎日の再造影を含むATSワークフローで治療時間は平均50分未満で行われています。結果として、治療戦略に大きなばらつきがあることがわかったが、現在のところ、1つの治療戦略を優先するエビデンスはほとんどないため、臨床登録や今後の研究では、施設の治療戦略のばらつきの臨床的な関連性に注目する必要があると述べられています。
掲載日: 2022/08/30

“Brain stereotactic radiosurgery using MR-guided online adaptive planning for daily setup variation: An end-to-end test.”

Han, Eun Young et al.
Journal of applied clinical medical physics, e13518. 7 Jan. 2022
DOI:10.1002/acm2.13518
Keyword: adaptive-planning, brain-metastases, end-to-end-test, mr-linac
脳のSRSにおいてMR-gRTにより実施されるATPもしくはATSのワークフローについて検証をしています。それぞれのワークフローを行いreference planと比較し、さらに線量検証を行っています。ATPとATSは、毎日の計画において臨床目標に合理的に達成することができ切ることを報告しています。さらに、ATSワークフローは、毎日のセットアップに対し変動が少なく、reference planとの整合性が高くなっていることを示しています。
掲載日: 2022/08/30

“The impact of gadolinium‐based MR contrast on radiotherapy planning for oropharyngeal treatment on the MR Linac”

Hales, Rosie B., et al.
Medical Physics 49.1 (2022): 510-520.
DOI:10.1002/mp.15325
Keyword: contrast-dose-enhancement, gbga, mr-guided, mr-linac, mrgart, treatment-planning
ガドリウム系造影剤(GBCA)はMRIでの輪郭作成を容易にする可能性があります。 この論文ではGBCAが線量分布に与える影響を評価しています。中咽頭がん10名の治療計画をGBGAの投与の有無で、それぞれ最適化及び再計算を行いました。その結果、最大の線量差がターゲットで1.02%, OARで1.62%でした。GBGAの投与の有無による線量の影響はわずかのため、日々のワークフローにおいてGBGAを考慮する必要はないかもしれないと著者は述べています。
掲載日: 2022/08/30

"Analysis of patient‐specific quality assurance for Elekta Unity adaptive plans using statistical process control methodology."

Strand, Sarah, et al.
Journal of Applied Clinical Medical Physics 22.4 (2021): 99-107
DOI:10.1002/acm2.13219
Keyword: elekta-unity, mri-guided-adaptive-radiotherapy, patient-specific-quality-assurance
Unityで治療された68名の治療計画をArcCHECK(SunNuclear)で行われたIMRT QA測定値を、品質に影響のある工程の変化を検出する統計的プロセス制御(Statistical Process Control, SPC)で解析しています。下限管理値をリファレンスプランから決定し、Adapt to PositionとAdapt to Shapeのアダプトプランを定量的に評価する指標の工程能力比を求めて評価しています。さらに、SBRTと通常分画のガンマ評価のパス率の違いを評価し、パス率と計画の複雑さの間に相関があるかどうかを判断する解析も行われています。すべてのアダプトプランのガンマパス率はTG-218の推奨値を超えており、SPC分析では、リファレンスプランがパスするのであれば、アダプトプランもパスが期待できることが示され、リファレンスプラン、アダプトプランのいずれにおいても、複雑さの程度はQAパス率と相関がないことが示されています。
掲載日: 2022/08/30

“Prone vs. supine accelerated partial breast irradiation on an MR-Linac: A planning study.”

Groot Koerkamp, Maureen L et al.
Oncology vol. 165 (2021): 193-199.
DOI:10.1016/j.radonc.2021.11.001
Keyword: accelerated-partial-breast-irradiation, breast-cancer, magnetic-resonance-imaging, mr-linac, patient-positioning, prone, radiotherapy, supine
この論文では加速部分乳房照射(APBI)におけるMR-Linacによる治療について述べています。この調査では腹臥位と仰臥位におけるプランニングを比較し、さらに体位に関して患者へアンケートを実施しています。どちらの体位でも線量制約を達成することが可能であり、仰臥位に比べて腹臥位のプランは同側肺への線量と照射時間の短縮できたことを報告しています。また体位については仰臥位のほうが快適であったという回答が得られています。
掲載日: 2022/08/30

“Compact bunker shielding assessment for 1.5 T MR-Linac.”

Smith, Gillian Adair et al.
Scientific Reports 12.1 (2022): 1-9.
DOI:10.1038/s41598-022-10498-0
Keyword: leakage-doses, mr-linac, shielding-wall
本研究では、Unityの1.5Tの磁場がバンカーの遮蔽壁を通過する漏洩線量に与える影響を評価しています。磁場印加前後で、数カ所での漏洩線量、アイソセンター予定位置での固有振動と磁場の大きさを評価しています。バンカーはベンダーが推奨する範囲内で最も小さく設計されているが、磁場印加前後で漏洩線量に有意な差は見られず、国際的に規定された線量限度を満たしており、固有振動と磁場の大きさは許容値を下回ったと述べられています。結果として、磁場が漏洩線量に及ぼす影響は無視できると判断しています。
掲載日: 2022/08/30

“3D-T2W-TSE radiotherapy treatment planning MRI using compressed sensing acceleration for prostate cancer: Image quality and delineation value.”

Wong, Oi Lei et al.
Asia-Pacific journal of clinical oncology, 10.1111/ajco.13752. 24 Jan. 2022
DOI:10.1111/ajco.13752
Keyword: compressed-sensing-(cs), planning-mri, prostate-cancer, radiotherapy-treatment-planning
MRI高速撮像法Compressed Sensing(CS)を用いた3D-T2W-TSEの放射線治療計画用の前立腺MRIの画質と臓器の描出について評価しています。CSを用いた画像はトランケーションアーチファクトが少なく、Number of signal averages (NSA)を2で取得した画像は本来の画像よりもSNRが優れていました。
掲載日: 2022/08/30

“Development and results of a patient-reported treatment experience questionnaire on a 1.5 T MR-Linac.”

Barnes, Helen et al.
Clinical and translational radiation oncology vol. 30 31-37. 29 Jun. 2021
DOI: 10.1016/j.ctro.2021.06.003
Keyword: adaptive-radiotherapy, mr-linac, mri-guided, patient-experience
この研究は1.5T MR- LinacでMRg-ART治療を受けた患者目線のアンケート結果についての最初の報告です。4つの国で170のアンケートを取り、約85%が好意的な回答を得ることができています。この結果によりMRg-ARTはユーザーから好意的な治療であり信頼を得られていると判断しています。
掲載日: 2022/08/30

“Bladder filling in patients undergoing prostate radiotherapy on a MR-linac: The dosimetric impact.”

Smith, Gillian Adair et al.
Technical innovations & patient support in radiation oncology vol. 21 41-45. 16 Feb. 2022
DOI:10.1016/j.tipsro.2022.02.002
この研究は前立腺がんの膀胱容積の増減による線量評価の影響を調査しています。10名の患者で調査したところ、膀胱の容積が変化しても、全ての膀胱の線量制限と腸管の線量制限の99.1%を達成しました。MR取得時の膀胱の容積が小さいことが線量制約を満たさない原因にはならないことが説明されています。膀胱容積の準備を簡素化することで、患者のストレスや不安を軽減する可能性があることが述べられています。
掲載日: 2022/08/30

“Feasibility of cardiac-synchronized quantitative T1 and T2 mapping on a hybrid 1.5 Tesla magnetic resonance imaging and linear accelerator system.”

Akdag, Osman et al.
Physics and imaging in radiation oncology vol. 21 153-159. 9 Mar. 2022
DOI:10.1016/j.phro.2022.02.017
Keyword: mr-linac, mri, mri-guided-radiotherapy, quantitative-cardiac-mri
本論文はMRLinacを利用し、放射線治療による心毒性評価の実現可能性を調査した論文です。診断MRIで使用される心臓同期のT1およびT2 mappinngのシーケンスをMRLinacで使用し、T1およびT2 mapの再現性をファントムと献上ボランティアで評価しています。これらの結果から、著者らは診断MRIのシーケンスはMRLinacでも実現可能であり、新たなワークフローや心毒性の評価を可能にすると結論付けています。
掲載日: 2022/08/30

"An evaluation of the use of EBT-XD film for SRS/SBRT commissioning of a 1.5 Tesla MR-Linac system."

Lim, Seng Boh, et al.
Physica Medica 96 (2022): 9-17.
DOI:10.1016/j.ejmp.2022.02.012
Keyword: mr-linac-srs-sbrt-qa-film-dosimetry
UnityにおけるSRS/SBRTコミッショニングのためのEBT-XDフィルムの使用を評価されています。照射野係数、プロファイルをフィルムと検出器とMonacoで比較し、SRSプランをフィルムとMonacoで比較されています。結果として、照射野係数とInlineプロファイルは高線量領域で2.2%以内の一致が示されています。しかし、磁場の影響がCrosslineのペナンブラ領域や臨床プランの不確かさの一因となっていることも示されています。適切な注意を払えば、フィルムは磁場下で正確な線量測定結果を検証することができ、Unityの貴重なコミッショニングツールになると述べられています。
掲載日: 2022/08/30

“Stability of MRI contrast agents in high-energy radiation of a 1.5T MR-Linac.”

Wang, Jihong et al.
Radiotherapy and oncology : journal of the European Society for Therapeutic Radiology and Oncology vol. 161 (2021): 55-64.
DOI:10.1016/j.radonc.2021.05.023
Keyword: adaptive-radiotherapy, mr-linac, mri-guided, patient-experience
ガドリニウム造影剤と治療用X線の安全性について述べています。この研究ではバイアルに入れた飼料へ7MVのX線を当て、キレートやガドリニウムイオンの変異を検証しています。造影剤の濃度と放射線量に相関関係はなく、キレートやガドリニウムイオンの変異はなかったと示しています。
掲載日: 2022/08/30

"Impact of field number and beam angle on ERE for lung stereotactic body radiotherapy with 1.5 T MR-Linac."

Ding, S., et al.
Cancer/Radiothérapie 25.4 (2021): 366-372.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.canrad.2021.01.006
Keyword: imrt, magnetic-field, mr-linac, mri-guided-radiotherapy
この論文では、Unityを使用した肺定位体放射線治療(SBRT)のIMRT計画において、フィールド数とビーム角度がElectron Return Effect(ERE)に与える影響を調査しています。 3つの肺症例(中心肺と末梢肺)でそれぞれ(1)同側の腫瘍側に5フィールドとビーム角度を磁場なしで作成したオリジナル計画、(2)オリジナル計画を1.5T磁場ありで再最適化した計画、(3)5フィールドで作成した計画(ビーム角度はAP方向に手動で最適化)、(4)ビーム角度を等間隔の5フィールドで作成した計画、(5)ビーム間隔を等間隔の9フィールドで作成した計画、を用いて比較されました。結果から、同側のみのビームは使用できないことを示唆しており、ビーム角度においては、等間隔ビーム設定がより好ましい線量分布になり、フィールド数設定においては、PTVの線量分布に有意な差がないという結果が得られてます
掲載日: 2022/08/01

"The impact of image acquisition time on registration, delineation and image quality for magnetic resonance guided radiotherapy of prostate cancer patients."

Nowee, M E et al.
Physics and imaging in radiation oncology vol. 19 85-89. 24 Jul. 2021,
DOI:10.1016/j.phro.2021.07.002
Keyword: image-guided-radiotherapy, image-quality, image-registration, magnetic-resonance-imaging, prostate-carcinoma, target-delineation
この論文の目的は、前立腺患者におけるMRI撮像時間と解像度の変動が画質、輪郭作成者間の変動、画像照合実施者間の変動に与える影響を調査することです。Image registrationに使用されるシーケンスを最適化することにより、オンラインMR画像誘導適応放射線治療の治療時間を効果的に短縮することができました。1.2×1.2×2.4㎜3の異方性ボクセルを使用した3.1分のシーケンスにより、画質を損なうことなく最短の治療時間を得ることができました。
掲載日: 2022/08/01

"Adaptive Magnetic Resonance-Guided Stereotactic Body Radiotherapy: The Next Step in the Treatment of Renal Cell Carcinoma."

Keller, Brian et al.
Frontiers in oncology vol. 11 634830. 11 May. 2021,
DOI:10.3389/fonc.2021.634830
Keyword: imageguided, mr-guided-radiotherapy, mr-linac, renal-cell-carcinoma, stereotactic-body-radiotherapy
本論文では、腎細胞がん(RCC)に関して述べています。具体的には、従来までの汎用リニアックを用いた治療に関して説明し、現在普及しつつあるMRガイド下放射線治療(MRgRT)の展望を報告しています。MRgRTの高精細軟組織コントラストにより、従来のCBCTガイド下放射線治療では判別が難しい腎門や腎実質などの腎構造をより適切に視覚化できます。組織の温存と腎機能の維持が期待されます。ただし、自由呼吸下でのマージン算出は、体動と呼吸運動のシステマティックまたランダムなエラーに対応するために6.1mmのPTVマージンが必要であると述べています。腫瘍の追跡によって1.5mmに減少する可能性があることを示しました。
掲載日: 2022/08/01

"On-line daily plan optimization combined with a virtual couch shift procedure to address intrafraction motion in prostate magnetic resonance guided radiotherapy."

de Muinck Keizer, Daan M et al.
Physics and imaging in radiation oncology vol. 19 90-95. 25 Jul. 2021,
DOI:10.1016/j.phro.2021.07.010
Keyword: intrafraction-motion, mr-guided-radiotherapy, mr-linac, plan-adaptation, prostate-cancer, soft-tissue-registration
MR-guided radiotherapyでは、患者の毎日の解剖学的構造に基づいて計画が調整されます。Onlineでの適応計画中にIntrafraction Motion (IM)が発生する可能性があります。この論文の目的は、前立腺患者における、毎日の輪郭修正と計画最適化中に発生したIMに対応するために、Virtual Couch Shift (VCS)の適用有効性を調査することです。毎日の適応計画後にVCSを適用すると、特に後方および尾側の体系的な前立腺シフトの影響が減少しました。ただし、前立腺IMの継続的かつ確率的な性質により、4mm未満のマージンの縮小には、より高速な適応計画法が必要です。
掲載日: 2022/08/01

"MR-Guided Radiotherapy for Liver Malignancies."

Boldrini, Luca et al.
Frontiers in oncology vol. 11 616027. 1 Apr. 2021
DOI: 10.3389/fonc.2021.616027
Keyword: image-guided-radiation-therapy, liver-cancer, liver-malignancies-magnetic-resonance-guided-radiotherapy, online-adaptive-radiation-therapy, stereotactic-body-radiation-therapy
この論文では、肝腫瘍に対するMRgRT(MR guided radiotherapy) 最新技術を説明しています。具体的には様々なMRIシーケンスの役割や、臓器移動の適切な管理に焦点を当てています。一般的に肝腫瘍のCT画像は正常肝臓と同程度のX線吸収を示すため低コントラストとなりますが、MRIでは高コントラストで描出することが可能です。十二指腸、胃、小腸、総胆管などもT2WIシーケンスで良好な描出があり、OARに隣接した腫瘍でもDose escalationを実施できたとの報告がありました。また、息止め技術を備えた呼吸ゲートSBRTを使用するMRgRTは、正常肝臓の吸収線量を減らしながら、病変を治療するための非侵襲的なアプローチを可能にします。
掲載日: 2022/08/01

“Simultaneous multi-slice accelerated 4D-MRI for radiotherapy guidance.”

Keijnemans, K et al.
Physics in medicine and biology vol. 66,9 10.1088/1361-6560/abf591. 28 Apr. 2021,
DOI: 10.1088/1361-6560/abf591
Keyword: 4d-mri, lung-cancer, mid-position, mr-linac, respiratory-motion, simultaneous-multi-slice
この論文では、肺と腹部領域の4D画像のシーケンスについて検討しています。T2WIのSMS-TSE とT2/T1のSMS-bTFEの二つのシーケンスについて評価しています。臨床画像との比較ではdistance discordance metric(DDM)mapを使用して評価をしています。EVolutionを使用したSMS-TSEにおける一致はとりわけ良好であったと報告しています。
掲載日: 2022/08/01

“Geometrical imaging accuracy and imaging and plan quality for prostate cancer on a 1.5 T MRLinac in patients with a unilateral hip implant.”

van Lier, Astrid LHMW, et al.
Physics in Medicine & Biology (2021).
DOI: https://doi.org/10.1088/1361-6560/ac1302
Keyword: 1.5t, implan, mr-linac, prostate-cancer
この論文では、画像精度、画質、計画品質の観点から、股関節インプラントを装着した患者に対する前立腺がんの放射線治療の実現の可能性を評価しています。6名の患者で治療前MRIを取得し、画像精度の評価は、前立腺と皮膚の輪郭内でのB0の不均一性と勾配の非線形性誤差を合計した幾何学的誤差を算出しました。画質の評価は、インプラント由来のアーチファクトの範囲をスコアリングすることにより決定しました。計画品質の評価は、インプラントの有無で計画を比較しました。画像精度は、前立腺の幾何学的誤差が1mm未満、皮膚が1.7mm未満でした。画質は、全ての患者で十分でした。計画品質は、インプラント有りは、大腿骨回避のために直腸のV28Gyがインプラント無しより劣っていましたが概ね問題ありませんでした。以上のことからUnityでは股関節インプラントまたは股関節固定術を受けた患者の安全な治療が可能であると示されております。
掲載日: 2022/08/01

“Longitudinal assessment of quality assurance measurements in a 1.5 T MR‐linac: Part I—Linear accelerator.”

Subashi, Ergys, et al.
Journal of Applied Clinical Medical Physics (2021).
DOI: 10.1002/acm2.13418
Keyword: 1.5t, longitudinal, mr-linac, quality-assurance
この論文では、臨床使用されているUnityの1年間の機械的および線量的性能に関する品質保証(QA)測定について説明し、報告しています。機械的・線量的性能は、毎日、毎週、毎月、毎年のQAテストで評価しており、測定では、放射線アイソセンターの大きさ、MR to MVのアイソセンターの一致、MLCとJawの位置、ステップ・アンド・シュート照射の精度と再現性、放射線出力とビームプロファイルの恒常性、および最初の50回の治療における患者固有のQAをモニターしています。放射線アイソセンターの直径は0.39±0.01mm、MRtoMVアイソセンター間の距離は0.89±0.05mmでした。また、MLCとJawの位置精度は1.0mm以内であり、ステップ・アンド・シュートの線量性能はガントリ角度に関わらず2.0%以内で、放射線出力は2.0%以内、ビームプロファイルは1.0%以内でした。患者固有のQAでは、パス率の低いガントリ角度が特定され、治療計画の質を向上に繋がっています。リニアックの性能、安定性、安全性に関する現行の推奨事項のガイドライン内で動作していることがわかっています。
掲載日: 2022/08/01

“Commissioning of a 1.5T Elekta Unity MR-linac: A single institution experience.”

Snyder, Jeffrey E et al.
Journal of applied clinical medical physics vol. 21,7 (2020): 160-172.
doi:10.1002/acm2.12902
Keyword: adaptive-radiotherapy, commissioning, imrt, mri‐linac, unity
Unityにおける機械的試験、MRIスキャン試験、線量測定検証試験などのコミッショニングを、1施設が実施した経験を報告しています。機械的試験には、MLCの位置精度、放射線アイソセンター直径の測定、およびMRとMVの一致を行いました。主なMRIスキャン試験には、磁場の均一性、幾何学的精度、画質などを評価しました。線量測定検証試験は、測定および計算されたPDDとProfileの比較、IMRT測定、およびEnd to End Testで構成されました。機械的コンポーネントは推奨される許容範囲内にあり、またMRIベースライン値が取得されました。頭頸部ファントムに対して独立したEnd to End Testが実行され、基準を満たしました。
掲載日: 2022/07/01

"MRI commissioning of 1.5 T MR-linac systems - a multi-institutional study."

Tijssen, Rob HN, et al.
Radiotherapy and Oncology 132 (2019): 114-120
Keyword: mri-linac, qa, qc
この論文はUnityのコミッショニング(装置のシステムとQC、QA)について書かれています。MRI−LinacのX線が静磁場、RF、gradientへの影響に関係するMRI-Linac特有の検査項目の結果が示されています。
掲載日: 2022/07/01

"Online adaptive MR-guided radiotherapy for rectal cancer; feasibility of the workflow on a 1.5 T MR-linac: clinical implementation and initial experience."

Intven, M. P. W., et al.
Radiotherapy and Oncology 154 (2020): 172-178.
Keyword: image-guided-radiation, magnetic-resonance-imaging, neoadjuvant-therapy, radiotherapy-rectal-cancer
この論文では、MR Linacでの直腸癌に対して行われたMRガイド下放射線療法の実施と初期経験について説明し、マージン縮小の初期評価を含む、治療時間、患者コンプライアンス、およびターゲットカバレッジを評価しています。治療計画は、その日ごとに輪郭描出を行い、完全なオンライン再計画が行われ、位置検証のために照射後の3D T2wMRシーケンスを取得しています。43人の患者に25Gyの5分割で治療し、そのうち18人はマージンが減少しました。また、すべてが臨床的に許容できる治療計画となり、治療1回あたりの時間の中央値は48分でした。患者が耐えられずキャンセルまたは中断されることはありませんでした。マージン縮小後のCTVカバレッジは、すべての治療後スキャンで良好となっています。
掲載日: 2022/07/01

“Adaptive SBRT by 1.5 T MR-linac for prostate cancer: On the accuracy of dose delivery in view of the prolonged session time”

Ruggero Ruggieri et al.
Physica Medica 80 (2020) 34–41
doi:10.1016/j.ejmp.2020.09.026.
Keyword: 1.5t-mr-linac, cumulative-dose, delivered-dose, mri-guided-adaptive-radiotherapy, prostate-sbrt
オンラインアダプティブ治療は従来のIGRTと比較して治療時間が長くなり、intrafraction motionが懸念されます。この論文ではAdapt to Shapeを利用して前立腺がんSBRTを実施した際、照射直後に取得されたMR画像を用いてintrafraction motionがCTVと正常臓器の線量に与える影響を調査しています。30分程度の治療時間において、CTVと正常臓器の両方で照射された線量の妥当性が確認されています。
掲載日: 2022/07/01

"Accuracy of automatic deformable structure propagation for high-field MRI guided prostate radiotherapy."

Christiansen, Rasmus Lübeck, et al.
Journal of Applied Clinical Medical Physics (2020).
doi:org/10.1186/s13014-020-1482-y
Keyword: computed-tomography, deformable-image-registration, magnetic-resonance, mr-linac, prostate-cancer, radiotherapy, treatment-precision
この論文では、Unityのオンライン適応計画のためのCTおよびMR計画からのdeformable structure propagation(変形ストラクチャ伝播)の精度を評価しています。前立腺および骨盤リンパ節を治療した12人の高リスク前立腺癌患者において、ターゲット構造およびOARをリファレンス計画としてCTおよびMRの両方で描写し、Monacoのdeformable registrationを使用して、オンライン適応計画時に取得したT2wMRに伝播して評価しています。結果として、CT-MRの伝播は、手動編集に時間がかかり、ターゲットとOARの定義の不一致だけでなく、臓器の動きのリスク増加が示唆されます。一方MR-MRの伝播は、手動編集が少なく済み、ターゲットとOARを定義する際の出発点として優れていることが述べられています。
掲載日: 2022/07/01

"Impact of varying air cavity on planning dosimetry for rectum patients treated on a 1.5 T hybrid MR‐linac system."

Scripes, Paola Godoy, et al.
Journal of Applied Clinical Medical Physics (2020).
doi:org/10.1002/acm2.12903
Keyword: 1.5t-magnetic-field, electron-return-effect(ere), mr-guided-radiation-therapy, rectal-cancer
この論文では、1.5 T MR-linacで治療された患者の直腸計画に対するさまざまな空洞サイズの線量効果を調査しています。直径(0.0、1.0、1.5、2.0、2.5、3.0、および5.0 cm)の人工空洞を4人の直腸患者プラン(2人の仰臥位と2人の腹臥位)に対して作成し、合計56プランで評価しています。結果として、磁場の存在下では、Electron Return Effect(ERE)により、仰臥位と腹臥位とも、ホットスポットは約1cmの空洞で見え始め、直腸と空気の境界面内側3 mm以内にありました。ホットスポットの場所と大きさは空洞サイズに依存していることを示しています。
掲載日: 2022/07/01

"Partial breast irradiation with the 1.5 T MR-Linac: First patient treatment and analysis of electron return and stream effects."

Nachbar, Marcel et al.
Radiotherapy and oncology : journal of the European Society for Therapeutic Radiology and Oncology vol. 145 (2020): 30-35.
doi:10.1016/j.radonc.2019.11.025
Keyword: electron-return-effect, electron-stream-effect, mr-linac, partial-breast-irradiation
1.5TのMR-Linacを使用して、最初の部分的乳房照射(PBI)を行った報告です。electron return effect (ERE)ならびにelectron stream effect (ESE)の影響に焦点を当てました。EREとESEを調査するために、研究用の治療計画装置を用いて、1.5 T磁場を考慮した場合としない場合で治療計画をシミュレーションしました。また治療中の線量測定として、患者様の顎に1㎝のボーラスとガフクロミックフィルムを使用して調査しました。1.5Tの磁場を伴う計画では、顎に1fractionあたり0.17 Gyの部分投与が記録されましたが、1㎝ボーラスを使用することで0.05Gyまで低減することができました。これはCBCTでの被ばく線量と同等です。またEREによって引き起こされる正常組織への線量上昇は、急性毒性のリスク増加とは関連していません。
掲載日: 2022/07/01

"Experimental verification the electron return effect around spherical air cavities for the MR‐Linac using Monte Carlo calculation."

Shortall, J., et al.
Medical physics 47.6 (2020): 2506-2515.
https://doi.org/10.1002/mp.14123
Keyword: cancer, dose, experimental-dosimetry, igrt, image-guided-radiotherapy, mr-guided-radiotherapy, mrgrt, radiotherapy
Unityにおける空気空洞周辺のElectron Return Effect (ERE) の線量測定効果をMonaco 5.40治療計画システム(TPS)の計算と比較した論文です。4つのPMMAファントムを作成し、ファントムのうち3つには、中央に球形の空気空洞(直径0.5、3.5、7.5 cm)を配置し、残りの1つのファントムには空気空洞を配置しませんでした。中央にはGafChromicEBT3フィルムを挟んで、合格基準3%/ 3 mmのガンマ分析を使用して、測定の線量分布と計算の線量分布を比較しています。結果として、95%で一致し、線量差の中央値は0.86%以下となり、空気空洞周りのEREによる線量効果は、臨床使用に十分な精度でTPSで計算されていることを示しています。
掲載日: 2022/07/01

"Glioma consensus contouring recommendations from a MR-Linac International Consortium Research Group and evaluation of a CT-MRI and MRI-only workflow."

Tseng, Chia-Lin et al.
Journal of neuro-oncology vol. 149,2 (2020): 305-314.
doi:10.1007/s11060-020-03605-6
Keyword: glioma, mr-linac, organs-at-risk, radiotherapy
この論文ではMonacoにおけるGuliomaの治療計画時にMRIのみのワークフローとCTとMRIでのワークフローを実施したときにContouringの差異が生じるか検証を行っています。結果的に蝸牛を含まない箇所に関してはMRIのみとCTとMRIで有意な差は見られませんでした。したがってMRI のみでのContouringでも十分であることを示しています。
掲載日: 2022/07/01

"Measurement of surface dose in an MR‐Linac with optically stimulated luminescence dosimeters for IMRT beam geometries."

Lim‐Reinders, Stephanie, et al.
Medical physics 47.7 (2020): 3133-3142.
doi:10.1002/mp.14185
Keyword: electron-return-effect, hypofractionated-partial-breast-irradiation, magnetic-dose-effects, mr-linac, mrigrt, optically-stimulated-luminescence-dosimeters, surface-dose
この論文は、Unityで強度変調放射線療法(IMRT)計画の擬人化ファントムの表面線量を測定することを目的としています。ファントムの表面近くの乳房腫瘍の治療を想定した2、3、5、7、および9ビームのIMRT計画を作成し、表面線量は光刺激ルミネセンス線量計(OSLD)を使用し、 PTVを囲む表面の7か所でサンプリングしています。計算値と測定値は合理的な一致を示すとともに、両方の傾向として、ビームの数が多いほど、表面線量が低くなり、Electron Return Effect効果はビームが5を超えると、影響が減少したことを示しています。また、MR画像においてもOSLDの存在が幾何学的歪みまたは強度差を誘発しなかったことも示しています。
掲載日: 2022/07/01

“Automatic 3D Monte-Carlo-based secondary dose calculation for online verification of 1.5 T magnetic resonance imaging guided radiotherapy”

Nachbar Marcel et al.
Physics and Imaging in Radiation Oncology 19 (2021) :6–12
DOI:10.1016/j.phro.2021.05.002
Keyword: adaptive-radiotherapy, mr-guided-radiotherapy, mr-linac, online-plan-quality-assurance, online-secondary-dose-calculation
MR_Linacのオンライン適応放射線治療において、磁場の影響を考慮しないMR_Linacヘッドモデルを組み込んだ3D secondary dose calculation(3D_SDC)の有用性について検証しています。水ファントムを使用したMonaco計算結果との比較では5ビーム以上を使用する計画において中央に位置するターゲットでγパス率が95%を超えました。また、n=100の臨床プランを使用した実験では、2次元検出器(Octavius, PTW Freiburg, Germany)で実測した計画との比較でγパス率98.9%、Monacoのplan QAとの比較で99.5%となっています。最終的にオンライン適応放射線治療のワークフローで3D_SDCが実行可能であると結論付けています。ただし、ターゲットが表面近傍にある場合や少数ビームを使用する臨床状況においてはElectron return effect(ERE)とElectron stream effect (ESE)の影響が大きくなるため追加検証の必要があると述べられています。
掲載日: 2022/07/01

“ADC measurements on the Unity MR-linac - A recommendation on behalf of the Elekta Unity MR-linac consortium.”

Kooreman, Ernst S et al.
Radiotherapy and oncology : journal of the European Society for Therapeutic Radiology and Oncology vol. 153 (2020): 106-113.
DOI: 10.1016/j.radonc.2020.09.046
Keyword: adc, diffusion-weighted-imaging, dwi, mr-linac, recommendation
この論文ではUnityが拡散強調画像(DWI)に与える影響について検証しています。検証項目は拡散係数(ADC)のb値と治療およびスキャン中のADCmapの変動についてです。同条件のもとではb値は診断用装置の半分となることが示されており前立腺がんにおけるSNRとb値を検討しています。また過電流の影響によりADCmapに影響が出るが、ガントリー角度による変動はなかったと報告しています。
掲載日: 2022/07/01

"Effects on skin dose from unwanted air gaps under bolus in an MR-guided linear accelerator (MR-linac) system"

Huang, Chen-Yu, et al.
Physics in Medicine & Biology 66.6 (2021): 065021.
https://doi.org/10.1088/1361-6560/abe837
Keyword: air-gap, bolus, electron-returning-effect, mr-linac, parallel-plate-chamber, surface-dose
Unityにおけるボーラスと皮膚表面間のエアギャップによる線量効果が定量化されている論文です。平行平板電離箱とEBT3フィルムを使用して、さまざまなガントリ角度、フィールドサイズ、およびエアギャップでボーラス下の表面線量を評価し、測定の結果をMonaco 5.40治療計画システム(TPS)の計算と比較しています。エアギャップは、皮膚線量を大幅に減少させ、ガントリ角度への実質的な依存性が示されています。TPSは全体的に皮膚線量を過大評価していましたが、エアギャップがない場合とエアギャップが5 mmより大きい場合は測定と同じ傾向を示しました。また、エアギャップが5 mm未満の場合、計算結果と測定結果には大きな差異がありました。ボーラスと皮膚表面間のエアギャップを回避することの重要性を示しています。
掲載日: 2022/07/01

"Proof-of-concept delivery of intensity modulated arc therapy on the Elekta Unity 1.5 T MR-linac."

Kontaxis, C., et al.
Physics in Medicine & Biology 66.4 (2021): 04LT01.
DOI: 10.1088/1361-6560/abd66d
Keyword: adaptive-treatments, intensity-modulated-arc-therapy-(imat), mr-linac, mri-guidance, volumetric-modulated-arc-therapy-(vmat)
Unityにおいて、強度変調回転照射を初めて実施した研究です。装置の強度変調放射線治療に基づいた制御システムを動的な照射を可能にするために変更し、この研究設定で調査することを目的としています。ガントリ速度一定、ガントリ速度可変の2種類の治療計画を立てて照射し、照射中のガントリの高速性能、リーフとダイアフラムの性能を調査しています。照射中のMRイメージング実験も行い、画質に与える影響は無視できることを実証しています。これらの結果から、Unityシステムで回転照射が実現可能であることを示しています。
掲載日: 2022/07/01

"Machine QA for the Elekta Unity system: A Report from the Elekta MR-linac consortium"

Roberts, David A et al.
Medical physics vol. 48,5 (2021): e67-e85.
doi:10.1002/mp.14764
Keyword: dosimetry, mri-linac, quality-assurance, radiotherapy
ElektaとUnityユーザー間の共同プラットフォームであるElekta MR-linac consortiumより、UnityのQA手順に関して報告された論文です。Unityのシステム概要から始まり、測定の考慮事項、特に磁場が測定に与える影響に関して説明しています。測定機器および測定方法に対する磁場の影響が示され、適切な方法を考案するための基礎的な事項が提供されています。最後に、従来の QA プロトコルに基づいて、推奨される QAおよび許容範囲の概要が提案されています。
掲載日: 2022/07/01

"Assessment of dose accuracy for online MR-guided radiotherapy for cervical carcinoma"

Ding Shouliang, et al.
Journal of Radiation Reseach and Applied science 14,1 (2021): 159-170.
doi:10.1080/16878507.2021.1888243
Keyword: bulk, carcinoma, cervical, ed-assignment, mr-guided-radiotherapy, mr-linac, synthetic-ct
この論文では子宮頸がんのアダプトプラン作成時に、骨領域の電子密度の割り当ての有無による計算精度を評価しています。骨盤領域を完全に描写することで計算精度が向上し、子宮頸がん患者に十分許容可能なレベルの線量精度を保証しています。
掲載日: 2022/07/01

"Evaluation of daily online contour adaptation by radiation therapists for prostate cancer treatment on an MRI-guided linear accelerator."

Willigenburg, Thomas et al.
Clinical and translational radiation oncology vol. 27 50-56. 14 Jan. 2021,
doi:10.1016/j.ctro.2021.01.002doi:10.1016/j.ctro.2020.12.005
Keyword: adapt-to-shape, mr-linac, mri-guided-radiotherapy, online-contour-adaptation, prostate-cancer, radiation-therapists
本研究では、UnityでのOnline治療において、診療放射線技師によって適応および承認された前立腺の輪郭を評価することで、輪郭描画作業を放射線腫瘍医から診療放射線技師へ業務移行が実現可能か調査することです。施設独自の基準で認定されたMR Linac RTTが描いた輪郭は、dice similarity coefficientと臨床判断の両方の評価に基づいて、前立腺患者の放射線治療に適していました。観察された外れ値はありましたが、それは小さくほとんどが単一分割でのみ発生しました。この業務移行は、診療放射線技師が十分訓練された場合に実現可能です。
掲載日: 2022/07/01

"Evaluation of MU2net as an Online Secondary Dose Check for MR Guided Radiation Therapy with the Elekta Unity MR Linac."

Baines, John, and Ariadne Shoobridge.
Physical and Engineering Sciences in Medicine (2021)
doi:10.21203/rs.3.rs-368526/v1
Keyword: elekta-unity, mr-linac, mu2net, secondary-dose-calculation
この論文では、UnityのOnline Monacoと組み合わせてセカンダリ線量検証として使用するMU2netの適合性を評価しています。軸上、軸外、SSDの変更など様々な条件でのポイント線量、クライオスタット、カウチ、後方コイルによる減衰、テストプランと実臨床プラン(フラクションごと)のポイント線量において比較評価しています。結果として軸上の15×15cm2未満の場合に許容範囲でしたが、軸外は一致が悪く、調査する必要があると述べられています。また、テストプランでは、ガントリー0度からのビームとそれ以外の角度のビームでそれぞれ±5.0%と±6.4%の範囲でした。実臨床プランの場合、約80.0%が±5.0%以内で一致しました。これらから、MU2netはセカンダリ線量検証として使用できるとしていますが、アルゴリズムの現在の制限を考慮し、かつ誤差が±5.0%を超えることも考慮すると、適合性としてそのような制限内で検討する必要があると述べられています。適応プランにおいても治療前後の検証と相関させることをお勧めしています。カウチ、クライオスタット、および後方コイルによる減衰のモデリングを改善することで向上させることができるとも述べられています。
掲載日: 2022/07/01

"Analysis of the electron-stream effect in patients treated with partial breast irradiation using the 1.5 T MR-linear accelerator"

De-Colle, C et al.
Clinical and translational radiation oncology vol. 27 103-108. 22 Jan. (2021)
doi:10.1016/j.ctro.2020.12.005
Keyword: cosmesis, electron-stream-effect, mr-linear-accelerator, mrl, partial-breast-irradiation, proms, toxicity
Unityにおいて治療された11名の部分乳房照射の患者様にて、electron stream effect (ESE)の影響を調査した報告です。治療は40.05Gy/15frで行われました。患者様の顎に1㎝厚のボーラスを置き、その外側と内側にガフクロミックフィルムを貼り付けinvivo線量を評価しました。これらはMonacoでの計算値と比較されました。測定値と計算値に良好な一致があり、また紅斑などの有害事象は見られませんでした。ESEはTPSによって正しく予測され、1cmのボーラスによって効率的に遮蔽されることが示唆されます。
掲載日: 2022/07/01

"Investigating the impact of patient arm position in an MR‐linac on liver SBRT treatment plans."

van den Wollenberg, Wouter, et al.
Medical physics 46.11 (2019): 5144-5151.
doi:10.1002/mp.13826
Keyword: arm-position, liver-sbrt, mr-linac, radiotherapy, treatment-planning
従来のLinacでは、肝臓SBRTに対して照射範囲を最小限に抑えるために、通常腕を上げてセットアップします。この論文では、照射回数は減るが1回あたりの治療時間が長くなるMRI-Linacにおいて、患者の腕を上下させた(両腕、右腕のみ)状態での治療計画の質を評価しています。いずれの場合も計画の質は担保できています。ただ、患者固有のアプローチが必要になる可能性が高く、快適さと計画の質の間のトレードオフになると述べられています。
掲載日: 2022/07/01

“A daily end-to-end quality assurance workflow for MR-guided online adaptive radiation therapy on MR-Linac.”

Chen, Xinfeng et al.
Journal of applied clinical medical physics vol. 21,1 (2020): 205-212.
doi:10.1002/acm2.12786
Keyword: adaptive-rt, daily-end‐to‐end-qa-workflow, mr‐linac
本論文の目的は、Unityを用いたMR画像誘導オンライン適応放射線治療(MRgOART)の包括的なQAワークフローを構築することです。End to End QAワークフローは、ファントム上で作成された5つのビームを、転送、照合、照射することにより、これら全てのコンポーネントと接続テストを行うよう作成されました。ビーム1〜4は、TPSのrigid image registrationに基づいてMLCの位置シフトを確認するように設計され、ビーム5は、フィールドのMV画像の画像ピクセル係数に基づいて毎日の放射線出力を確認するために使用されました。ワークフローは通信の問題を検出し、また画像照合に基づくアイソセンターシフトの最大0.9㎜の不一致が検出されました。包括的なEnd to End QAワークフローは、MRgOARTの様々なコンポーネント間のパフォーマンスと通信を効率的にチェックできます。
掲載日: 2022/07/01

"Comparison of treatment plans for a high-field MRI-linac and a conventional linac for esophageal cancer."

Nachbar, Marcel, et al.
Strahlentherapie und Onkologie 195.4 (2019): 327-334.
doi:10.1007/s00066-018-1386-z
Keyword: intensity-modulated-radiotherapy, magnetic-resonance-imaging, organs-at-risk, squamous-cell-carcinomas, volumetric-modulated-arc-therapy
この論文では、MRI Linacで計算された食道癌の放射線治療計画を従来のLinacの計画と比較することを目的としています。Monacoを使用して、食道扁平上皮癌の10人の患者に対して、MRI Linacでは、9門のStep and Shoot IMRT計画とLinacでは、2アークVMAT計画を遡及的に再計画し評価しています。すべての計画において、ターゲットカバレッジとリスク臓器の線量は定義された基準を満たしていました。 MRI Linacの計画では、セグメントとMUの数が少なく、肺のV20Gyと心臓のV40Gyに関しては、両方の計画の間に有意差は見られず、肺(12.8Gy対12.2Gy)と心臓(14.0Gy対12.5Gy)への平均線量がわずかに高いという結果でした。
掲載日: 2022/07/01

“Geant4 Monte Carlo investigation of the magnetic field effect on dose distributions in low-density regions in magnetic resonance image-guided radiation therapy.”

TYano, Masayuki et al.
Physica medica : PM : an international journal devoted to the applications of physics to medicine and biology : official journal of the Italian Association of Biomedical Physics (AIFB) vol. 68 (2019): 17-34.
doi:10.1016/j.ejmp.2019.11.005
Keyword: dose-distributions, electron-return-effect, low-density, monte-carlo-method, transverse-and-longitudinal-magnetic-field
Geant4 Monte Carloコードを使用し、低密度領域の線量分布に対するtransverse magnetic fieldsとlongitudinal magnetic fieldsの影響を定量的に調査した報告です。
仮想ファントムサイズは30×20×30cm3で、水(厚さ3cm)、肺(厚さ12cm)、水(厚さ5cm)の3層で構成されており、肺の密度は0.1、0.3、0.6 g / cm3に設定されました。また、6 MV光子を使用し、SSD100 cmで2×2、5×5、および10×10cm2の照射野サイズ、0.35Tおよび1.5Tの均一な磁束密度で調査されました。 線量分布は、密度の低い領域では磁場の影響をより受けます。transverse magnetic fieldsの場合、ローレンツ力により水-肺界面の線量が増加しますが、肺-水界面での線量は減少します。この研究では、線量分布に対する磁場の影響が磁気強度、肺などの低密度組織の密度差によって変化することがわかりました。
掲載日: 2022/07/01

“Measurement validation of treatment planning for a MR ‐ Linac.”

Chen, Xinfeng, et al.
Journal of Applied Clinical Medical Physics 20.7 (2019): 28-38.
DOI:10.1002/acm2.12651
Keyword: monaco, unity
本論文では、複数の検出器を用いた線量測定とEnd to Endテストを行い、測定値とMonacoのビームモデルの計算結果と比較しております。PDDではほとんどの測定点でビームモデルとの差は1%未満でした。プロファイルではペナンブラ領域外で1%以下、ペナンブラ領域内で2.5%以下でした。また、End to Endテストでは臨床基準内でガンマ解析が一致しました。Monacoのビームモデルが磁場の補正を適切に考慮したものであることが示されています。
掲載日: 2022/07/01

"MRI-guided lung SBRT: present and future developments."

Menten, Martin J., Andreas Wetscherek, and Martin F. Fast.
Physica Medica 44 (2017): 139-149.
Keyword: adaptive-radiotherapy, hypo-fractionation, lung-cancer, mri-guidance, sbrt
肺の定位放射線治療(SBRT)において、MRIがどのような利点があるか説明されている論文です。新世代のMRI治療装置とリアルタイム適応放射線治療は、特にOARの描写、患者のセットアップ、オンラインモーションモニタリング、適応計画の分野で最も貢献することが期待されています。
掲載日: 2022/06/01

“Monte Carlo study of the chamber-phantom air gap effect in a magnetic field.”

O'Brien, Daniel J, and Gabriel O Sawakuchi.
Medical physics vol. 44,7 (2017): 3830-3838.
doi:10.1002/mp.12290
Keyword: air-gaps, dosimetry, magnetic-field, mrigrt, solid-phantoms
この研究の目的は、磁場で測定を行った場合に、電離箱と固体ファントムの間に存在する可能性があるサブミリメートルのエアギャップの影響を調べることです。わずか0.2 mmの厚の非対称エアギャップでは、電離箱の線量に1.6%の違いが観察されました。 解決方法としては、エアギャップ自体をなくす、非対称エアギャップの可能性を減らす、またはエアギャップを電離箱壁の近くから物理的に分離する技術などがあります。
掲載日: 2022/06/01

"Tumor trailing for liver SBRT on the MR-linac."

Fast M, van de Schoot A, van de Lindt T, Carbaat C, van der Heide U, Sonke JJ
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 103.2 (2019): 468-478
Keyword: elekta-unity, liver, trailing
Unityを用いた、Trailing照射の報告です。
Trailing照射は、照射中のベースラインモーションに合わせて照射野形状を変形させる照射技術で、肝臓の定位照射におけるシミュレーションと実測により、ベースラインモーションによる影響を大幅に軽減できることを確認しています。
掲載日: 2022/06/01

"Investigating the impact of field size on patient selection for the 1.5 T MR‐Linac."

Chuter, Robert W., et al.
Medical Physics 44.11 (2017): 5667-5671.
Keyword: field-size, mr-guided-radiotherapy, mr-linac, patient-selection
1.5 T Elekta MR-Linacは、システムの構造によりアイソセンターで患者の上下方向に最大22 cmのフィールドサイズになります。この論文では、フィールドサイズの制限によって影響を受ける治療部位を調査しています。治療された2年間11 595ケースのデータを使用して、11の治療グループにおいて適合する計画の割合を決定し、すべてのプランの80%がMR-Linacに適していることが示しています。ただし、子宮頸部と3つの線量レベルの頭頸部計画では、それぞれ61%と66%になり、より長い治療部位に対しては、異なる計画アプローチが必要になることも示しています。
掲載日: 2022/06/01

"Feasibility of stereotactic radiotherapy using a 1.5 T MR-linac: multi-fraction treatment of pelvic lymph node oligometastases."

Werensteijn-Honingh, Anita M., et al.
Radiotherapy and Oncology 134 (2019): 50-54.
Keyword: magnetic-resonance-imaging, mr-guided-radiotherapy, mr-linac, radiotherapy, workflow
この論文ではUnityで骨盤リンパ節オリゴ転移での定位照射が適していることが記載されています。毎回の照射前にでオンラインプランニングを行い、60分以内に治療が完了しています。
掲載日: 2022/06/01

“Performance of a cylindrical diode array for use in a 1.5 T MR-linac.”

Houweling, A C et al.
Physics in medicine and biology vol. 61,3 (2016): N80-9.
DOI: 10.1088/0031-9155/61/3/N80
Keyword: arccheck-mr, mr-linac, mri-accelerator, patient-specific-qa, plan-verification, radiotherapy
本研究の目的は、1.5T磁場におけるArcCHECK-MRの性能特性を調べることです。短期再現性、線量直線性、線量率依存性、フィールドサイズ依存性、パルスあたりの線量依存性、およびダイオード間線量応答変動を、汎用リニアックとMRリニアックで評価しました。ArcCHECK-MRは、両方のリニアックでのすべてのテストで良好に機能し、パフォーマンス特性に大きな違いは見られませんでした。両方のリニアック間の最大線量偏差の差は1.5%未満でした。したがって、ArcCHECK-MRは1.5T磁場で使用できると結論付けます。
掲載日: 2022/06/01

“Retrospective self-sorted 4D-MRI for the liver.”

van de Lindt, Tessa N et al.
Radiotherapy and oncology : journal of the European Society for Therapeutic Radiology and Oncology vol. 127,3 (2018): 474-480.
doi:10.1016/j.radonc.2018.05.006
Keyword: 4dmri, liver, mr-linac, mri-guidance, respiratory-motion, self-gating
Unityで腹部領域のMR画像取得するためには撮像時間とリコン時間、取得する断面を考慮する必要があります。今回はリコン時間が短い2Dのシーケンスで医師が見慣れているAxialをナビゲーターで画像を取得し自動でソートしています。臓器のずれ、リコン時間から考慮し30回のDynamicsが最もバランスが良いと述べられています。
掲載日: 2022/06/01

“Beam characterisation of the 1.5 T MRI-linac.”

Woodings, S J et al.
Physics in medicine and biology vol. 63,8 085015. 19 Apr. 2018
doi:10.1088/1361-6560/aab566
Keyword: beam-characterisation, commissioning, dosimetry, mri-linac, radiotherapy, unity
様々な検出器を用い、UnityのBeam特性を調査した研究です。ビームデータは、1×1〜57×22cm2のフィールドサイズで取得されています。二次荷電粒子に対するローレンツ力により、平均0.24㎝のクロスライン プロファイルにシフトが見られました。10×10cm2のビームの場合、クライオスタットからの散乱がアイソセンターでの線量の1%に寄与し、出力係数、コリメータ(クライオスタットを含めた)散乱係数、およびビームプロファイルに影響を与えると報告しています。
掲載日: 2022/06/01

"Fast online Monte Carlo-based IMRT planning for the MRI linear accelerator"

G H Bol, S Hissoiny, J J W Lagendijk and B W Raaymakers
Phys. Med. Biol. 2012;57(5):1375-85
Keyword: gpumcd, imrt-planning
GPUベースのモンテカルロを用いた高速IMRT最適化システムについて報告した論文です。
0Tおよび1.5 Tの磁場下で、4つのファントム症例と2つの臨床症例(子宮頸部および腎臓)に対してIMRT計画作成し、十分高速であることを示しています。さらに、計画の品質と複雑さに対する磁場の影響がないことを示しています。
掲載日: 2022/06/01

“Relative dosimetry with an MR-linac: Response of ion chambers, diamond, and diode detectors for off-axis, depth dose, and output factor measurements.”

O'Brien, Daniel J et al.
Medical physics vol. 45,2 (2018): 884-897.
doi:10.1002/mp.12699
Keyword: diamond, diodes, dosimetry, ion-chambers, magnetic-field, mrigrt
この研究の目的は、様々な市販の検出器を使用して1.5T磁場の有無によるMR Linacビームデータを取得し、磁場内での相対応答を評価することです。磁場は電離箱の実効中心を、深さ、Lateral両方向にシフトさせます。Lateral方向における線量分布ピーク強度のポイントで測定された出力係数は、従来の中心軸での測定に比べ安定していました。シールドされたダイオードは、ローレンツ力により引き起こされるLateral方向のシフトを過小評価します。そのため、出力係数の測定にダイオードは推奨されません。
掲載日: 2022/06/01

"MR-guidance in clinical reality: current treatment challenges and future perspectives."

Corradini, Stefanie, et al.
Radiation Oncology 14.1 (2019): 1-12.
Keyword: adaptive-radiotherapy, image-guided, mr-guided-radiotherapy, mr-igrt, mr-linac, radiotherapy
この論文は、MR誘導放射線療法の価値、課題、将来の展望について説明しています。 脳、頭頚部、肺など部位ごとに記載されているので、部位別のMRI誘導放射線療法の利点を確認することができます。
掲載日: 2022/06/01

"A finite element method for the determination of the relative response of ionization chambers in MR-linacs: simulation and experimental validation up to 1.5 T."

Pojtinger, Stefan, et al.
Physics in Medicine & Biology 64.13 (2019): 135011.
Keyword: comsol, dosimetry, egsnrc, finite-element-simulation, ionization-chamber, monte-carlo, mr-linac
MRI画像誘導放射線治療にて、電離箱応答特性を決定するためのシミュレーションと実測検証の比較論文です。電離箱の線量応答の磁場依存は、補正係数k B,M,Qによって定義されます。これは実験的に決定するか、モンテカルロ(MC)シミュレーションによって計算できますが、本研究では 1.5 Tまでの磁束密度に対して優れた一致を示しました。
掲載日: 2022/06/01

"Evaluation of plan adaptation strategies for stereotactic radiotherapy of lymph node oligometastases using online magnetic resonance image guidance."

Winkel, Dennis, et al.
Physics and Imaging in Radiation Oncology 9 (2019): 58-64.
Keyword: adaptation, lymph-node-oligometastases, mr-guided, mr-linac, online-plan, radiotherapy
リンパ節オリゴ転移のMRガイド下SBRT治療の最適な計画適応の決定を目的とした論文です。17症例で6つの異なる計画適応方法を用いて比較しています。結果として、毎日のMRIに基づき複数の計画適応方法が実行可能であることが示唆され、フルエンスからウェイトとセグメント形状の最適化を行う方法が、最も良い分布となり、5分以内で実行されています。
掲載日: 2022/06/01

"Evaluation of plan quality in radiotherapy planning with an MR-linac."

van de Schoot, Agustinus JAJ, et al.
Physics and Imaging in Radiation Oncology 10 (2019): 19-24.
Keyword: magnetic-resonance-imaging-guided-radiotherapy, magnetic-resonance-linac
この論文では、MR Linac(MRL)の1.5 Tの磁場が存在する状態で、ハイリスクの前立腺癌患者の臨床的に許容できる治療計画を作成できることを示しています。現在標準となるマージンと線量制約を使用して、汎用LinacのVMAT治療計画に対してMRL専用のIMRT治療計画の臨床的品質を調査しています。MRL治療計画は臨床的に許容可能であり、品質は汎用Linacと同等でした。
掲載日: 2022/06/01

"Stereotactic body radiation therapy with optional focal lesion ablative microboost in prostate cancer: Topical review and multicenter consensus."

Draulans, Cédric, et al.
Radiotherapy and Oncology 140 (2019): 131-142.
Keyword: magnetic-resonance-imaging-guided-radiotherapy, magnetic-resonance-linac
この論文は、研究結果を発表しているものではなく、MRIガイド放射線治療をSWOT分析を用いて、長所、短所、機会、脅威の4つの構成で紹介をしています。Unityを実装する際の臨床的利益や注意点を確認することができます。
掲載日: 2022/06/01

"First clinical experiences with a high field 1.5 T MR linac."

Bertelsen, Anders S., et al.
Acta Oncologica 58.10 (2019): 1352-1357.
Keyword: mri-daily-adaptive-replanning
Unityで治療開始から5か月間の臨床経験の報告になります。症例はさまざまで、UnityのワークフローであるATP(Adapt To Position)とATS(Adapt To Shape)のどちらも許容可能な時間で治療できることや、adapt planのガンマ解析の結果も良好な一致を示していることが報告されています。
掲載日: 2022/06/01

"Investigation of undersampling and reconstruction algorithm dependence on respiratory correlated 4D-MRI for online MR-guided radiation therapy"

Mickevicius, Nikolai J., and Eric S. Paulson.
Physics in Medicine & Biology 62.8 (2017): 2910.
Keyword: 4d-mri, grasp, mr-grt, mr-simulation, sense, spirit
この論文はMRI-gRTに最適な4DMRIの条件を検証したものです。この研究では、最も適した条件は2.34㎜の解像度でスキャンタイム142.40secのCG-SENSEのリコンアルゴリズムを使用した画像が画質、アーチファクト、スキャンとリコン時間のバランスが良いという結果を報告しています。
掲載日: 2022/06/01

"Monte Carlo simulations of out-of-field surface doses due to the electron streaming effect in orthogonal magnetic fields."

Malkov, Victor N., et al.
Physics in Medicine & Biology 64.11 (2019): 115029.
doi:10.1088/1361-6560/ab0aa0
Keyword: carlo, egsnrc, magnetic-field, mr-linac, mrgrt, out-of-field, surface-dose
この論文では、モンテカルロを使用して、照射野外の(electron streaming effect) ESEの影響を評価しています。ESEは磁場に対する治療表面の角度や治療領域のサイズに依存していることが報告されています。そのため治療表面の角度が大きな胸部では照射野外の体表面の線量の低下のために、顎や喉などにボーラスやシールドを配置するなどの対策が必要です。
掲載日: 2022/06/01

"Prostate cancer-advantages and disadvantages of MR-guided RT."

Murray, Julia, and Alison Tree.
Clinical and translational radiation oncology (2019).
Keyword: daily-adaptive-replanning, mri, prostate-cancer, radiotherapy
この論文では、前立腺がんのMR誘導放射線療法に関する価値と課題について説明しています。MRIに基づく適応と再計画の実現可能性を判断するための多施設研究やフラクション数を減らしていく今後の展望などの情報も示されています。前立腺がん放射線治療のためのMRのみのワークフローを実現することを最終的な目的としています。
掲載日: 2022/06/01

"Comparison of intensity modulated radiotherapy plan optimisation methods for a 1.5 T MR‐Linac."

Chuter, Robert, et al.
Journal of Applied Clinical Medical Physics 20.1 (2019): 43-49.
DOI: 10.1002/acm2.12475
Keyword: mr-linac, optimisation, treatment-planning
研究用のMonacoを使用して、フルエンスの最適化(第一段階の最適化)をペンシルビームとモンテカルロで行い、アルゴリズムの違いによる計画の質を比較している論文です。フルエンスの最適化にモンテカルロを使用しても、計画の質に優位的な差が生まれることなく計算時間が長くなるので、ペンシルビームでよいことが発表されています。
掲載日: 2022/06/01

"Commissioning and performance evaluation of RadCalc for the Elekta unity MRI‐linac."

Graves, Stephen A., et al.
Journal of applied clinical medical physics 20.12 (2019): 54-62.
DOI: 10.1002/acm2.12760
Keyword: dose-calculation, elekta-unity, mri‐linac, radcalc
この論文ではUnityの治療計画の独立線量検証にRadCalcを使用した18症例の結果が報告されてます。MonacoとRadcalcの計画ごとの点線量の差が0.0±1.0%(n=18)で、ビームごとの点線量の差が1.7±12.4%(n = 186)でした。計画ごとの点線量の比較はよく一致しており、許容値を設定することで、患者の治療前に重大なエラーを検出するのに十分である可能性が高いと述べています。
掲載日: 2022/06/01

"Characterization of the a-Si EPID in the unity MR-linac for dosimetric applications."

Torres-Xirau, I et al.
Physics in medicine and biology vol. 63,2 025006. 9 Jan. 2018.
doi:10.1088/1361-6560/aa9dbf
Keyword: dosimetry, epid, mr-linac, qa, unity
Unityにおいてin vivo dosimetryが可能かどうか確認するために、EPIDの特性を評価した報告です。EPIDが存在している位置での磁場強度は10mT未満であり、線量直線性と線量率依存性は従来のリニアックと同等でした。また磁場の有無による、EPIDレベルでのプロファイルの変化もありませんでした。しかし、in vivo dosimetryにEPIDを使用するには、ビームの減衰とMR Unitからの散乱の両方に対する、ガントリー角度に依存する補正を考慮する必要があります。
掲載日: 2022/06/01

"Nuts and bolts of 4D-MRI for radiotherapy."

Stemkens, Bjorn, Eric S. Paulson, and Rob HN Tijssen.
Physics in Medicine & Biology 63.21 (2018): 21TR01.
Keyword: 4dmri, mri
治療に使用する4DMRIに関する研究論文をまとめた論文です。4DMRIを撮像するにあたり、必要なスキャン原理、高速撮影法、息止めや呼吸による生理的動きの補正、今後の動体に関した研究がされたものを紹介しております。
掲載日: 2022/06/01

"Adaptive radiotherapy: The Elekta Unity MR-linac concept"

D Winkel, GH Bol, PS Kroon, B van Asselen, et al.
Clinical and translational radiation oncology 18 (2019): 54-59.
Keyword: egsnrc, ionization-chamber, monte-carlo, mr-guided-radiotherapy, mr-linac, reference-dosimetry
ATPとATSの違いやUnityのworkflowについて説明されており、Unityのコンセプトが理解できる論文です。
ATSを用いたオンライン治療計画を用いることで、線量制約を満たすプランの作成が可能です。
ATSを用いた最適化時間は17〜485 sでした。
掲載日: 2022/06/01

"Characterization of the first RF coil dedicated to 1.5 T MR guided radiotherapy."

Hoogcarspel, Stan J et al.
Physics in medicine and biology vol. 63,2 025014. 11 Jan. 2018,
DOI:10.1088/1361-6560/aaa303
Keyword: coil-induced-dose-effects, igrt, mri-guided-radiotherapy, mrigrt, radiation-induced-current
本研究の目的は、Unityで使用されるRFコイルの減衰特性を調査することです。さらに、このRFコイルのMRI性能に対する治療ビームの影響を調査しました。脊椎骨転移のIMRTにおいて、MRコイルの減衰の結果として、腫瘍体積へ1.8%の線量減少を示しました。また電離箱とフィルムの測定値は、前部コイルと後部コイルがビームをそれぞれ0.4%と2.2%均一に減衰させる結果となりました。放射線の影響により、時間経過のS/Nがわずかに低下し、これはイメージングパラメータに依存していました。しかし、どのような状況でも、この照射に起因する画像のアーチファクトは観察できませんでした。結論として、UnityのMRコイルは放射線治療に利用できます。
掲載日: 2022/06/01

"Éarly experience with MR‐guided adaptive radiotherapy using a 1.5 T MR‐Linac: First 6 months of operation using adapt to shape workflow."

de Leon, Jeremiah, et al.
Journal of applied clinical medical physics 19.3 (2018): 87-93.
DOI:https://doi.org/10.1111/1754-9485.13336
Keyword: adaptive-radiatiotherapy, mr-linac, mrl, radiotherapy, technology-implementation
Unityを使用した最初の6ヶ月間の臨床経験について、トレーニング、ワークフロー、時間、線量精度を含めて報告がされています。初期治療部位は定位および低分割前立腺、胸腹骨骨盤転移、前立腺床、膀胱を選択し、ワークフローは、患者適合性、シミュレーション、計画、治療、レビューに対応して作成されています。最初の6ヶ月間で、合計37人の患者が治療され、317のフラクションの照射を行っています(そのうち313はAdapt To Shapeワークフロー)。平均治療時間は、定位治療で50分、非定位治療で38分となり、治療時間は月ごとに短縮されていることが報告されています。基準計画線量と電離箱測定線量の平均差は0.0±1.4%となっています。
掲載日: 2022/06/01

“Performance of a PTW 60019 microDiamond detector in a 1.5 T MRI-linac.”

Woodings, S J et al.
Physics in medicine and biology vol. 63,5 05NT04. 8 Mar. 2018,
DOI : 10.1088/1361-6560/aaa1c6
Keyword: dosimetry, mri-linac, ptw-60019-microdiamond, radiotherapy
PTW 60019 microDiamondは、物理的サイズが小さく、信号対雑音比が高く、水とほぼ同等であるため、小照射野測定に理想的な検出器です。 本研究は、MRリニアックのコミッショニングとQAに使用する前に、1.5T磁場での検出器の特性を調査するために行われました。線量の直線性や照射野サイズ依存性などの様々な試験で許容範囲内でした。結果は、この検出器が、1.5 T磁場内の小照射野の測定に適しており、MRリニアックのコミッショニングとQAでの使用に適していることを示しています。
掲載日: 2022/06/01

“Monte Carlo study of ionization chamber magnetic field correction factors as a function of angle and beam quality.”

SMalkov, Victor N, and D W O Rogers.
Medical physics vol. 45,2 (2018): 908-925.
Keyword: dosimetry, egsnrc, ion-chambers, magnetic-fields, monte-carlo
EGSnrcモンテカルロシミュレーションを使用して、磁場下における線質変換係数、磁場変換係数を調査した研究です。32個の指頭型および3個の平行平板型電離箱を用いて、線質と検出器の角度依存性が線質変換係数にどのように作用するか調査しました。また、磁場強度を変更させた際の%dd(10)およびTPR2010の変化も報告しています。上記電離箱における線質変換係数、磁場変換係数が、線質および磁場強度に対して求められました。市販されている代表的な電離箱のKQmagとKBが一覧表として記載されております。測定は水中で行われていると想定されているため、エアギャップの影響は考慮されておりません。電離箱を磁場と平行に設置することにより、電離箱に対する磁場の影響を低減することが可能です。
掲載日: 2022/06/01

"Ionization chamber correction factors for MR-linacs"

Pojtinger S, Dohm OS, Kapsch RP, Thorwarth D
Phys Med Biol.2018;63(11)
Keyword: egsnrc, ionization-chamber, monte-carlo, mr-guided-radiotherapy, mr-linac, reference-dosimetry
モンテカルロシミュレーションツールEGSnrcを使用して、磁場強度0から2.5Tまで変化させたときの、電離箱補正係数kBを調査した論文です。 磁場が存在すると、荷電粒子の軌跡はローレンツ力の影響を受けます。そのため磁束密度、電離箱の形状、設置方向に応じて最大8%の検出器応答の変化が認められました。
掲載日: 2022/06/01

"Measurement of Electron Return Effect and Skin Dose Reduction by a Bolus in an Anthropomorphic Physical Phantom under a Magnetic Resonance Guided Linear Accelerator (MR-LINAC) System"

Han, Eun Young, et al.
International Journal of Medical Physics, Clinical Engineering and Radiation Oncology 7.3 (2018): 339-346
doi:10.4236/ijmpcero.2018.73028
Keyword: electron-return-effect, mr-linac, skin-dose
ERE(electron return effect)の影響により、beamの射出側の皮膚の線量が増加します。この論文ではBolusの有無で皮膚の線量が、どのように変化するか比較しています。 1cmのBolusを追加することで皮膚の線量が最大20%減少することが分かりました。
掲載日: 2022/06/01

"A Self-Sorting Coronal 4D-MRI Method for Daily Image Guidance of Liver Lesions on an MR-LINAC.”

van de Lindt, Tessa et al.
International journal of radiation oncology, biology, physics vol. 102,4 (2018): 875-884.
doi:10.1016/j.ijrobp.2018.05.029
Keyword: breath-correction, coronal, mr-linac, radiotherapy, t2wi
この論文では腹部の動体治療をMRIで行うためにT2強調画像の4D画像を作成する検証を行っています。冠状断を使用してNavigaterから横隔膜の信号位置を把握し、呼吸の補正をしており、SE系とGRE系で検証しています。今回検証された補正は今後の臨床健常者よりもそれにより胸部利用が可能となると述べています。
掲載日: 2022/06/01

"Characterization of a prototype MR-compatible Delta4 QA system in a 1.5 tesla MR-linac."

De Vries, J. H. W., et al.
Physics in Medicine & Biology 63.2 (2018): 02NT02.
doi: 10.1088/1361-6560/aa9d26
Keyword: delta4, mr-linac, quality-assurance, radiotherapy
この論文では、MR-Delta4の特性を明らかにし、これらの結果をすでに臨床的に利用されているDelta4の特性と比較しています。短時間の再現性、線量直線性、フィールドサイズ依存性、線量率依存性、およびパルスあたりの線量依存性を、従来のLinacのFFFビームで両方のDelta4、1.5TのMR-LinacでMR-Delta4を評価しています。結果として、MR-Delta4の特性は、従来のDelta4と同等であり、MR-Linacでも安全かつ効果的であることが記されています。
掲載日: 2022/06/01

“Super-resolution T2-weighted 4D MRI for image guided radiotherapy.”

Freedman, Joshua N et al.
Radiotherapy and oncology : journal of the European Society for Therapeutic Radiology and Oncology vol. 129,3 (2018): 486-493.
doi:10.1016/j.radonc.2018.05.015
Keyword: 4d-mri, motion-vector-field, radiotherapy-treatment-planning, super-resolution, t2w-4d-mri
この論文は放射線治療の動体追尾をMRIでするためにT2強調画像において2Dのaxi,sagから高分解能の4Dが描出できるかを検討しています。この実験では検証として胸部ファントムと被験者を使用したものとCIPを使用しています。Dynamicのaxiとsagの画像から中間位置を計算し、高解像度の画像を取得する方法を開発しました。
掲載日: 2022/06/01