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本ページでは、エレクタ製品に関連した学術論文を毎月ご紹介しています。また、その月に紹介された論文は「新着」というグループで確認できます。

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新着

imrt-vmat

"Effects of electron density force to 1.0 and fill to 1.0 on VMAT treatment plans for lung SBRT.”

Elcim, Yelda.
Journal of applied clinical medical physics, e14488. 3 Sep. 2024
DOI:doi:10.1002/acm2.14488
Keyword: electron-density-(ed), lung, monte-carlo-(mc), stereotactic-body-radiation-therapy-(sbrt), volumetric-modulated-arc-therapy-(vmat)
この研究では、肺のSBRTにおいて、Monacoの「Force ED = 1.0」と「Fill = 1.0」の機能が治療計画に与える影響を調査しています。ターゲットの線量精度や正常組織への線量を維持しつつ、フラクション当たりのMUを低減させるため「Force ED = 1.0」が肺のSBRT治療計画において合理的であると結論付けられています。
掲載日: 2024/10/11

unity

"The impact of rectal spacers in MR-guided adaptive radiotherapy."

Batumalai, Vikneswary, et al.
Clinical and Translational Radiation Oncology (2024): 100872.
DOI:https://doi.org/10.1016/j.ctro.2024.100872
Keyword: mr-linac, prostate-cancer, rectal-spacers, stereotactic-ablative-body-radiotherapy
この研究は、前立腺がんに対する定位放射線焼灼療法(SABR)における直腸スペーサーの影響を評価することを目的としています。単一施設で治療された20名の患者を対象に、直腸スペーサーを使用した群(n=10)と使用しなかった群で比較しました。結果、スペーサー使用群では直腸および膀胱の線量が有意に低減されましたが、両群ともグレード2以上の毒性は観察されませんでした。このコホート研究の結果から、MRガイド適応放射線療法(MRgART)は前立腺のSABRに対して安全かつ有効であり、スペーサー使用群と非使用群の両方で同等の毒性率であることが示唆されています。
掲載日: 2024/10/11

tps

" Comparison of two different VMAT radiotherapy TPSs for pancreatic cancer using flattening filter free photon beam energy. "

AbuEmira, Mahmoud H, et al.
Journal of Radiation Research and Applied Sciences 17.4 (2024): 101088.
https://doi.org/10.1016/j.jrras.2024.101088
Keyword: flattening-filter-free(fff), pancreatic-cancer, photon-beam-energy, treatment-planning-systems(tps), volumetric-modulation-arc-therapy(vmat)
膵臓がんは予後が悪く、放射線治療が重要な役割を果たします。本研究では、膵臓がんII期浸潤性管がん患者に対し、2つの異なるVMAT技術を使用した治療計画システム(Monacoと他社装置)を比較しました。20人の患者の治療計画が解析され、6MV FFF光子ビームでの線量分布、臓器への影響、モニターユニット(MU)、治療時間、適合性指数(CI)、均一性指数(HI)が評価されました。結果、MonacoはEclipseに比べて腎臓や脊髄の被曝が少なく、臨界臓器の保護に優れていることが示されましたが、ターゲットカバレッジの維持にはどちらのシステムも有効であると結論づけられました。
掲載日: 2024/09/13

unity

"Improving the clinical workflow of a MR-Linac by dosimetric evaluation of synthetic CT."

Tang, Bin, et al.
Frontiers in Oncology 12 (2022): 920443.
DOI:https://doi.org/10.3389/fonc.2022.920443
Keyword: clinical-workflow, dosimetry, mr-linac, radiotherapy, synthetic-ct
毎日のMRIに基づく適応放射線治療では、Unityのadapt-to-shapeワークフローを使用し、MRIベースの合成CT(syCT)で再計算されます。本研究は、syCT上での再計算に関連する線量誤差を評価することを目的とし、61名の患者を対象に行われました。結果、syCTとCTの線量分布のガンマ線分析では、3%/3mmと2%/2mmの基準でそれぞれ99.7%と98.5%の合格率を示しました。ターゲットとOARのDVH差は1.5%または1Gy未満でした。syCTでの再計算は、適応計画中の誤差を最小限に抑えるための有用なツールであることが確認されました。
掲載日: 2024/09/13

unity

"Potential dosimetric error in the adaptive workflow of a 1.5 T MR-Linac from patient movement relative to immobilisation systems."

Liu, Min, et al.
Physical and Engineering Sciences in Medicine 47.1 (2024): 351-359
https://doi.org/10.1007/s13246-023-01369-7
Keyword: adaptive-radiotherapy, mr-linac, patient-positioning-systems, rectum-cancer, thermoplastic-masks
Unityでは毎日のMR画像に基づき治療計画を最適化および再計算します。高密度成分を含むボードに骨盤や腹部の熱可塑性マスクを装着した患者固定装置(ppd)があります。本研究では、MR画像上で確認できない患者とppdの位置ずれが線量測定に与える影響を評価しました。直腸がん患者2名の適応計画に位置ずれを導入し、48の臨床計画を再計算して評価しました。0.5 cmの位置ずれでは処方線量で最大−1.87%、処方線量の107%で+3.67%の変化が見られ、2 cmの位置ずれではそれぞれ−3.18%および+4.96%の変化が確認されました。このため、高密度成分を含む固定装置の使用は、誤差を引き起こす可能性があります。
掲載日: 2024/09/13