ABAS
Automated contouring and segmentation
手作業での輪郭描出は治療計画の中でも時間を要するプロセスです。エレクタのAtlas-Based Autosegmentation(ABAS)は進歩的な機能でユーザーを支え、輪郭描出を格段にスピードアップします。リファレンス画像のライブラリをスキャンし、その構成要素を新たな患者画像にあてはめ、患者組織に合わせたストラクチャ一式を作成することで、臓器の輪郭に近似させます。
ABASを活用すれば、輪郭描出プロセスは次のように変わります。
- より正確に:複数のフェーズを重ねて調整していくため、より精度の高い結果が得られ、それによってアトラスと患者データの差異を確認できます。アトラスベースのため部門内における輪郭描出の一貫性も向上します。
- より柔軟に:すべてカスタマイズ可能で、どんな治療計画装置にも対応します。標準的なDICOMファイルフォーマットを使用しており、シームレスにワークフローに統合できます。
- よりシンプルに:使いやすく設定しやすいプログラムです。バックグラウンドで走らせ、ユーザーが介入することなく輪郭をあてはめる一方、使い慣れたインターフェースで操作していただけます。
- より効果的に:使い勝手のよいバッチプロセスのため、ワークフローを妨げません。ソフトウェアには専用アトラスを集めたスターター用ライブラリが含まれ、取り扱った症例が増えるごとに進化していきます。
治療計画の作成をより速く、より正しく行えれば、よりよい治療をさらに多くの患者様へ届けることにつながります。ABASはそれをお手伝いします。