XVI

2D, 3D and 4D soft tissue imaging

腫瘍の動きは、放射線治療におけるターゲティングの精度を損なう重大要素の一つです。X-ray Volume Imaging（XVI）と一連のイメージングツールの開発は、治療システムのリファレンスフレーム内で身体の内部構造を可視化し、幾何学的な不確かさを軽減したいというニーズに応えるために進められてきました。治療時に患者様を治療位置にセットアップした状態で画像取得できるため、臓器の動きによって生じる問題が減り、臨床の現場で確信をもって高度な照射技術を追求していただけます。

XVI imaging technology

治療計画と治療を3次元で行うには、照合も3次元で行う必要があります。XVIの3D撮影機能は、軟部組織や照射ターゲット、重要臓器の位置を識別するためにマーカーを埋め込む必要がなく、複雑な技術をフルに活用していただけます。

再構成した画像データと従来のCTによる治療計画データの正確なレジストレーションが非侵襲的に行えます。XVIは患者様ごと、施設ごとのニーズに合わせた多彩なイメージガイドオプションを提供し、また、XVIのソフトウェアは、VolumeView画像の取得に必要な線量を必要なコントラストに合わせて自在に変える柔軟性を備えています。

Clinical collaboration

Elekta Synergy Research Groupと密に連携し、臨床現場のパートナーと共同で開発にあたることで、エレクタはIGRT研究のサポートと3Dボリュームメージングの臨床使用を業界で初めて実施し、これらのソリューションを幅広いマーケットに導入しました。

治療時のVolumeViewイメージングのおもな利点は次のとおりです。

• 軟部組織の大きさと位置の視覚化
• 重要臓器と腫瘍の位置の視覚化
• 骨構造とアライメントを3次元で視覚化
• マーカーの埋め込みが不要
• 画像取得のための線量を低減
• 治療計画システムで定義した組織との重ねあわせが可能
• 大型の照射野
• 画像取得と再構成を一度に実施